ICAN DT46ホイールの魅力
ICANの製品が 「中華ホイール」 と一括りで評価されることを、私達は望みません。
私達は、世界水準の製品づくりをしている中国のトップメーカーです。
そのことを伝えるひとつの方法として、ICANは2年間保証をすべてのプロダクトに付けています。これは、品質に自信がないと出来るものではありません。
そしてきょうは、私達の自信作、DT46カーボンホイールをご紹介させていただきます。
自転車乗りをニヤリとさせる内容になるかもしれません。
どうぞ、最後までお楽しみください。
DT46ホイールのポジション
ICANホイールのラインアップは、
下から、CBW、ALPHA、FL、AERO、DTと5つのシリーズがあります。
DT46は、その中の最高峰のシリーズになります。
価格は99,100円(税込)です。
カーボンホイールとしては破格の値段であることから、製品の品質に半信半疑の方もおられると思いますが、どうぞ、ご安心ください。
私達の製品ポリシーが随所に見える造りとなっています。
それをこれからご覧に入れましょう。
DT46ホイールのリム
私達は最高のカーボン素材としてTORAYのT700とT800 を採用しています。
特に、T800は強度と軽量性を高い水準で満たしてくれる最高級品ですが、DT46の随所にこれが採用されています。
DT46は、2本で1407gとエアロホイールとしては充分に軽量ですが、驚くほど軽量というほどではありません。これは、ICANの設計思想のあらわれです。
つまり、スポーツバイクであっても、充分な耐久性と強度を保ったものを世に送り出したい、と我々は考えているのです。
もちろん、レースの場では、事情は異なります。
レース用の機材の考え方は、極限まで性能を追求する一方、ひとレース分の耐久性さえあれば、それがベスト!というものです。1本50万円もするレース用ホイールの中には、そのようなコンセプトで造られているものがあるのです。
ところで、DT46のリムの特徴は、リアのリム形状が左右非対称という点にあります。
何故だと思いますか?
というのは、ロードバイクの車体そのものが、左右対称ではないことと関係します。
考えてみればわかりますが、駆動部分と変速部分は全部右側に付いているのです。
特に、変速用のスプロケットが右に付くのに応じて、リアのハブ、スポークも左右非対称となっています。
さらに、ディスクブレーキが付くとますます複雑な要素が加わります。
そこで、メーカーは左右の剛性値を揃えるために、様々な工夫を凝らします。
スポークの組み方やテンションなどなど。
もうお解りでしょうが、ICANのエンジニアは、この問題にリムを非対称とすることで応えたのです。
結果は上々でした。
ダンシング時の左右の振れ、旋回時の左右のハンドリング特性......。綺麗に揃って不自然さがありません。
「自信作」という意味が少しずつお解りいただけて来たと思います。
DT46ホイールのハブ
DT46に使われているハブは、DTスイス製の350Sというものです。
DTスイスといえば、泣く子も黙る老舗中の老舗ブランドで、このブランドなしには自転車業界は成り立たないとまで言われている超一流のブランドです。
モデル名は、「350」、「240」、「180」の順に高級で軽量になりますが、ICANはそのリーズナブルな価格と耐久性の高さで350を選びました。
DT46ホイールのスポーク
同じ表現で申し訳ないのですが、DT46に使われているスポークメーカ-Sapimもまた老舗中の老舗ということになります。そして、SapimのCX-Rayも、泣く子は完全に黙ります。軽量かつ剛性のある高品質な素晴らしいものです。
地味ですが、ICANはこんなところにも手を抜いていません。
スポークの組み方は軽量と空力を意識した4本組2クロスのタンジェント組を採用しています。
最後に
ホイールは、自転車の性格を決定する重要なパーツのひとつです。
しかしながら、一般の社会通念からすれば、目の玉が飛び出るほど高価です。
ICANがリーズナブルな価格で高品質な製品を提供できるのは、ツボを押さえた製品づくりが上手いということに他なりません。
DT46ホイールを手にし、装着し、走った後の満足感にあふれるあなたの顔を思い浮かべながらこの稿を書いています。
どうぞ、充実したバイクライフをお楽しみください。
- DT46の詳細はこちらをご覧ください。
- アメリカのICANファンからの熱烈な記事です。
「ICAN AERO40カーボンホイール Jonny Pinkさんの熱いインプレ!」