ロードバイクの軽量化にはセオリーがある

 

ロードバイクに乗り慣れてくると、バイクの性能アップということを考え始めます。

それにはふたつの考え方があります。

まず、エンジンである自分自身のパワーアップ、そしてもうひとつは、劣っていると思われるパーツの見直しと軽量化です。

ここでのテーマは軽量化についてです。

 

ロードバイクを軽量化するとどうなるのか

バイクが軽くなると次のような変化が感じられます。

 

・ 振り回しが全体に軽快に、機敏になる

・ ダッシュなどの加減速が鋭くなる

・ 登りがラクになる、速くなる

・ 定速巡行時でも軽快に感じる(高速より低速で実感)

 

このようにバイクにとってはいいことずくめのように見えますが、果たして本当のところはどうなのでしょうか。

 

軽量化が効く理由

バイクの動力が人の力であるということから、他の乗り物とは多少違う角度で軽量化が論じられることがあります。

 

クルマに例えるとわかりやすいのですが、人間の体が自動車のボディにあたり、足と手がサスペンション、そして、バイク全体がタイヤ周り、正確にはバネ下にあたるという説です。

 

ご存じの通り、バネ下を軽くすることは、自動車の運動性能に絶大な効果があります。

バネ下にあたるバイク全体の軽量化はそれゆえ大きいということになります。

 

納得のいく説だと思いますが、もう一度自動車の例を出すと、自動車でも車体全体の軽量化はすべてに勝る運動性能アップの手段だと言われています。

 

つまり、難しいことはぬきにして、軽量化は高性能化につながる、と単純に考えてもいいのではないでしょうか。

 

UCIルールとは

国際自転車競技連合(UCI)はロードレースに関する規定を設けています。その中でも有名なのがバイクの重量に関する規定です。現在6.8kgという重量制限が設けられています。

 

安全性を見込んで、この程度の重量が妥当だとする意見がある一方、市販ロードバイクの重量軽減にも影響を与えている可能性もあります。

今後のUCIルールの動向からは目が離せません。

 

【参考記事】 UCIについて知っておくべきこと

 

軽量化と耐久性

ロードバイク軽量化

 はっきり言って、軽量化と耐久性は反比例します。

そうなんです、高価なものほど壊れやすく耐久性は劣るのです。

 

したがって、自分の中で、レース指向の性能をとるか、長く乗り続けるかの選択をするかが必要になります。もちろん、その中間、いいとこ取りを工夫するというのもアリです。

つまり、軽量化はなかなかに知的な遊びだと言えるでしょう。

 

ロードバイク軽量化に効果のあるパーツ

 

もっとも効果のある部分から順にお話します。

 

① タイヤ/ホイール

回転して力を地面に伝える部分であり、他の部分に比べ2倍の軽量効果があると言われています。

エントリークラスに使われているホイールは前後で2kg近くあり、これを1.6kgのものに交換するだけで400g、スマホ2台分もの軽量化ができます。

これは大きいです。乗ったとたんにはっきり体感できます。

 

タイヤ/チューブもレース指向の軽量なものがありますが、これはレースでの一発勝負用と考えるべきで、普段のツーリングにはあまりお薦めできません。耐パンク性が劣るとともに、空気の抜けも非常に早くなります。

 

忘れてはならないのは、チューブレスタイヤです。

チューブがない構造は軽量化に寄与しています。一考の価値があるでしょう。

 

【参考記事】 

・ ロードバイクカーボンホイール7つの疑問

 

・ ロードバイク チューブレスタイヤの今

 

・ ロードバイクのクリンチャータイヤを知ろう

ロードバイク軽量化

② 車体重心部分のパーツ

クイックレリーズ、ペダル、チェーン、スプロケットなどが考えられます。

面白いところでは、ボトルケージとその取付ボルト(アルミやチタン製に交換)などがあげられます。

 

③ 車体重心から離れた所のパーツ

サドル、シートポスト、シートクランプ、ステム、ステムのトップキャップやボルト、コラムスペーサー、ハンドル、車載工具等などが考えられます。

ヘルメット、シューズもこの中に含めてもいいかもしれません。

 

④ フレーム・コンポーネント

これはバイクそのものといった主要なパーツですので、軽量化のために交換するというのは少々無理があるかもしれません。特に、軽量化が目的のコンポーネント交換は費用対効果の点で、あまり現実的ではありません。

 

⑤ ライダー自身、そして身に付ける物

よく言われるように「ライダー自身のウエイトコントロール」は、究極にしてもっとも費用のかからない(?)方法です。同時に、携行品もチェックする価値があるでしょう。携行品については、バイクに付けるよりも、身に付ける方が効果的です。やむを得ずバイクに付ける時は、車体の重心近くを心がけるべきでしょう。

 

軽量化に効果のある改造

費用をかけずにできる軽量化があります。

 

・ ハンドルコラムの無駄な部分をカットする

・ シートポストの無駄な部分をカットする

・ ワイヤの端をカットする

・ タイヤのバルブの長さをチェックする

・ フロントギアをシングルにしてスプロケットと共にギア比を見直す

  (これはかなり大胆で費用もかかる改造です)

 

軽量化とコスト

費用のかけかたにはピンからキリまであります。

したがって、ここで具体例を出すのは控えますが、もっとも効果的なホイールの軽量化については私達ICANが最適な回答を持っていると自負しています。以下のサイトをご覧ください。

ホール軽量系 

 

最後に

軽量化することで、バイクの運動性能が高くなった感触が得られるのはうれしいものです。

ところが、人間の感覚とはおかしなもので、それもすぐに慣れてしまうのです。

それでもバイクを少しでも軽量化したいのは、バイク乗りの哀しいサガでしょうが、気が付いたら新しい高性能車を買えるほどの金額を投資していた、ということにならないように、バランスのとれた軽量化をおすすめしたいものです。

理性を保って、楽しいバイクライフをお過ごしください。ICANも応援します。

 

 

  • Nov 23, 2020
  • カテゴリー: News
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