中華カーボンホイール購入ガイド
こんにちは ICAN (アイカン)です。私たちは中国の自転車メーカーです。ここでは「中華カーボンホイール」についてお話します。
あなたもお気付きのように、多くの世界的に有名な自転車メーカーの製品が中国で製造されています。これは、中国の自転車生産技術のレベルの高さを物語るものと言えます。しかし、同時に、ノーブランドやニセモノのバイクが横行した時代がありました。私たちメーカーも、これらの悪いイメージには苦慮しているところではあります。
私たちにできる最善の方法は、ただひとつ。より良い製品を造り、あなた方に認めてもらうことです。そして、その時代はすでにやってきているのです。ここであえて「中華カーボンホイール」と題したのは、誇りをもって中国製の良さをアピールするためです。最後までお付き合いいただければ幸いです。
中華カーボンホイールとは?
中国メーカーのホイールブランドで、中国国内で造られている製品を中華カーボンホイールといいます。近年、その実力が評価されつつありますし、何より、その圧倒的なコストパフォーマンスは熱い支持を得ています。
中華カーボンホイールの種類
① 中華カーボンホイール クリンチャー
ディスクブレーキの台頭にもかかわらず、リムブレーキの方式は完成された良さがあり、消え去ることはないでしょう。中華ホイールにおいても成熟の域に達しており、安心して選ぶことができます。そして、扱いやすいクリンチャータイプのホイールは相変わらず高い人気を誇っています。
② 中華カーボンホイール チューブレス
チューブレスタイヤは乗り心地が良く、パンクしにくいため、近年普及しはじめています。中華ホイールでも、クリンチャーとチューブレスの両方を装着できるものが増えてきていますので、このようなホイールを選び、チューブレスタイヤを一度経験してみるのも良いでしょう。
③ 中華カーボンホイール ディスクブレーキ
シマノの中堅コンポの105やティアグラが油圧ディスク版を用意したことで、本格的なディスクブレーキの時代が訪れたと言っていいでしょう。リムブレーキとディスクブレーキで迷ったら、ディスクを選べ、とまで言われています。リムブレーキ用ホイールとの違いは結構大きく、リムの構造や、スポークパターン・スポーク数まで違います。強力な制動力を受け止めるため、全体にがっしり造られていますので、多少の重量増はやむを得ませんが、中華ホイールにおいても、徐々にシェアを伸ばして来ています。
④ ミニベロ 中華カーボンホイール
ロードバイクやMTBに乗っている人の普段の足として、ミニベロはとても重宝します。何よりも取り回しが良く、しかもかなりスポーティーなモデルがあります。また、BMXなどの競技車の需要もあります。とはいえ、ミニベロ用のホイールは種類が少なく、これらに適応する中華カーボンホイールの存在は心強いと言えます。
⑤ 中華G3カーボンホイール
G3とは、もともとイタリアのC社が考案したスポークの組み方です。どれだけ空気抵抗が少なく軽量にスポークを組めるかに挑戦したもので、特に高い剛性のエアロホイールに向いています。中華カーボンホイールも、しっかりG3組の製品をラインアップしています。
⑥ MTB(マウンテンバイク)中華カーボンホイール
MTB用の頑丈な中華カーボンホイールももちろん用意されています。パンクに強いチューブレスタイヤ対応のものが主流です。
中華カーボンホイール耐久性、剛性
① 耐久性
耐久性を判断できる一番の目安は、保証期間です。自信のない製品に保証は付けられません。保証期間は通常1~2年ですが、特に2年間の保証が付いているものは、耐久性・信頼性に相当の配慮がなされていると思って間違いありません。このほかの目安として、口コミや製品レビューも参考にはなりますが、100%信頼のおけるものではないことにご注意ください。
② 剛性
通常の使用に必要な剛性は充分に確保されていると思っていいでしょう。また、スポークの組み方でも剛性は変わってきます。入門クラスのものであれば、軽量ばかりにこだわらず、ある程度しっかりとスポークが組まれたもの(後述)を選ぶと、よりよい結果が得られるでしょう。
中華カーボンホイールの選び方
カーボンディスクは、フレームとのマッチングが大切です。フレームも製造しているメーカーのものであれば、そのあたりの配慮も万全で、安心して選べます。もちろん、保証は長い方が信頼できます。選び方は、次の点に注意してください。
①軽量であること
フレームの500gと、ホイールの500gの重量差では、効果にして2倍もの違いがあると言われています。また、ホイールリムが20g軽くなれば即座にわかるほど、足回りの軽さはセンシティブです。もちろん、過度の軽量化は剛性の低下を招きます。特に、スポークの組み方には注目するべきです。ホイールの軽量化は、タイヤ/チューブとセットで考えるべきでしょう。ノーマル状態のセットに比べ、軽量なタイヤ/チューブへの交換はもっとも簡単で効果的な軽量化となります。
②精度が確かか
動画で回転状態のチェックをするのは精度を確認する良い方法です。動画はメーカー制作のものを含めて、様々なものがあります。
③剛性が保たれているか
中華メーカーは剛性にも気を配っています。先にお話したスポークの組み方と合わせて、トータルで考えるべきでしょう。
まとめ
中華パーツの最大の売りである高いコストパフォーマンスは、皆さんの注目するところでしょう。現在では、品質、精度、剛性、耐久性、信頼性のどれをとってもかなりのレベルに達しています。特に、エントリークラスで愛車のグレードアップを考えているあなたには、最適な選択かもしれません。いいものを提供している中華メーカーは、顧客対応もおろそかにしていません。ホイールに対する疑問があれば、私たちにコンタクトをとってみることを強くお勧めします。
1コメント
こんばんわ
トラック競技用のリム高さの高いホイールを探しています。
できればクリンチャーがいいです。
例えば2020 50mmをNovatecのトラックHubで組んでもらうことはできますか?