ロードバイクの定番 カーボンクリンチャーホイール
ロードバイクに乗り、ホイール/タイヤに関心がある、というのは、すでに立派なロードバイク乗りの証です。
ロードバイクの軽量化の最初のステップが軽量ホイールへの交換であることも当然ご存じでしょう。
ここではお茶話感覚で、ホイール談義をはじめてみることにしましょう。
ホイールって大事だね
自転車の中で回転する部分、もちろん、チェーンホイールなどのギア類も回転しますが、最大の回転部分はホイール/タイヤです。
特に外周部の軽量化はもっとも望まれるところで、リム/タイヤに注目が集まります。
リムをアルミからカーボンに置き換えると、約200~500gの軽量化が可能となります。
この重量差は歴然としており、バイクのフィーリングを一変させます。
カーボン登場のおかげで、リムハイトの高い(重量のかさむ)エアロホイールが軽量に造られるようになりました。
エアロホイール化することで、スピードアップがねらえます。横風の影響が気になるところですが、風をいなす設計により、従来ほど気にならなくなっています。
もっともバランスの良い40~50㎜のリムハイトであればオールラウンドに乗りこなすことが可能です。
エアロホイールは多分にファッション的にとらえられる傾向がありますが、装着時の存在感の大きさを目にすれば、それも当然でしょう。
ロードバイクはスポーツの道具であると同時に趣味の対象でもあるという事実が、こういった情緒的な価値観を生み出していて興味深いところです。
カーボンクリンチャーの良さ
クリンチャータイヤ(チューブの入ったタイヤ)はチューブラータイヤより歴史は浅いですが、ロードバイクのタイヤとして十二分に熟成されており、現在もっとも支持の多いタイプのタイヤです。
タイヤの選択肢もふんだんにあり、求める用途にかなりの確度で応えることが可能です。
そして、ご存じの通り、パンク時の対応のしやすさは群を抜いています。
タイヤの中に入れるチューブについてもお話しましょう。
チューブ素材には、ブチルと軽量なラテックスがあり、一般的に用いられるのはブチルです。
このブチルには軽量ブチル製のものがあり、ホイール/タイヤの軽量化には有効です。
ただし、組み付けには細心の注意が必要であること、リム打ちパンクにも弱いため、段差に気をつけなければなりません。
さらに軽量なラテックスは、実用性を度外視したレース用といってよく、空気抜けも早くなります。
ホイールと同時にこれらのパーツを軽量化することも有効な方法だと言えます。
カーボンホイールが高価な理由
次の動画を見れば、カーボンホイールがなぜ高価なのかがお解りいただけると思います。
つまり、カーボン製品は、ホイールにしろ、フレームにしろ、手作業の比率がとても高いのです。また、高度な設計、制作の技術が要求されることは言うまでもありません。
材料となるカーボン繊維は、TORAYのT700とT800が代表的なものです。
TORAYの努力によりカーボン繊維の普及が早まったと言われ、いわば、カーボン素材の元祖であり、業界をリードする存在です。
ひとくちにカーボン繊維といっても、織り方、糸の太さ、弾性・強度という二律背反する条件、繊維を固めるエポキシ樹脂の種類、など様々な要素が加わり、恐ろしく多様なバリエーションが存在します。
私達ICANのエンジニアにとっては、どの規格のカーボンをどこにどう使うか、という点で、腕の見せどころとなります。
ICANホイールは、お求めやすい価格設定ながら、高い品質を誇っています。
【参考記事】ロードバイクのクリンチャータイヤを知ろう
ICANのカーボンクリンチャーホイール
当社はいわゆる「中華ホイール」の中でも最高峰に位置し、最新の設計と設備により、世界中に製品を送り出しています。
ICANのカーボンクリンチャーホイールは、すべてTORAYのT700とT800のカーボン素材を使用してカーボンリムを制作し、スポーク、ハブなどのパーツには、製品に見合った自社または一流メーカーのものを厳選して採用しています。
品質検査を重視しているのもICANの特徴で、完成した製品はすべてハイレベルなICANクオリティを満たしています。そのあらわれが2年間保証とUCI認定です。
以下に、代表的なモデルをご紹介します。
DT AERO50 107,000円(税込、送料無料)
リム素材にTORAY T800とT700を使用した上位モデルです。
リムハイト50㎜にして1486g UCI認定品
AERO40 ディスク 76,400円(税込、送料無料)
扱いやすい40㎜ハイトのセミエアロモデル。1355gと軽量 UCI認定品
CBW38 45,862円(税込、送料無料)
非常にリーズナブルなカーボンホイール。1450gと充分な軽さ。しかも頑丈さには定評があります。
まとめ
カーボンクリンチャーの良さ、扱いやすさが、お解りいただけたでしょうか。
ディスクブレーキと相性のよいカーボンホイールは、ディスク時代の到来とともにますますクローズアップされて来ています。
そんな中、リーズナブルで高品質なICANホイールにも注目していただけると嬉しいです。
ICANホイールの全ラインアップは以下のサイトからご覧いただけます。