ロードバイクカーボンホイール購入ガイド2019年
ロードバイクに乗っていれば行き着く先は「カーボンホイール」でしょう。軽量、高性能、そして見た目がかっこいい。全てを兼ね備えたホイールに憧れを持つ人は多いでしょう。しかし、カーボンホイールは非常に高価なものです。高いものでは前後で50万円以上することもあります。それ故に失敗が許されない買い物です。カーボンホイールを購入する時にはしっかりとした基準や目的を明らかにした上で、最適なものを購入しましょう。今回はカーボンホイールの選び方を中心に解説していきます。
1.カーボンホイールの選び方
では、カーボンホイールを選ぶ際に見るべきポイントをいくつかの項目に分けて解説していきます。どのカーボンホイールを購入する時も、まずは以下の情報をピックアップして比較していくと自分に合ったものを選ぶことができるでしょう。
①重量
アルミホイールからカーボンホイールに交換する際に、最も大きな変化となるのが「重量」です。アルミホイールの場合、前後合わせて1600g〜1800gが主流となっていますが、カーボンホイールの場合、そこからさらに軽量となり1500g以下のホイールも増えていきます。ICAN AERO40ホイールセットは前後で僅か1314gであることがその例の一つです。ロードバイクにとっては軽さは非常に有効で、ヒルクライムでのアドバンテージはもちろん、リム部分が軽ければ踏み出しも軽快でスムーズな加速が可能になります。一番わかりやすいスペックでもあるので、まずは重量を確認してどれぐらい軽いのかをみてみましょう。
②リムハイト
リムハイト=リムの高さによってその性能が異なります。カーボンホイールでは30mmから80mmぐらいまでのリムハイトがあり、目的に応じて選ぶことになります。いわゆるディープリムと呼ばれるリムハイトの高いカーボンホイールは空力性能を高め、直進での巡行をサポートしてくれます。その分、横から見たときの面積が広くなるため、横風に煽られることもありますが、最近のモデルではそれが軽減される形状になっているホイールもあります。また、リムが高ければその分材料が多くので重量が増します。そのため、ヒルクライムでのアップグレードを考えているなら、軽量性を重視するためにリムハイトの低いものを選択することになります。
③剛性
スポークなどに種類にも影響されますが、ホイール全体のバランスとして剛性がどのようになっているかも見ておくべきです。剛性が高ければ、踏み込んだときのレスポンスが良く、グイグイと加速していく感覚が得られます。もちろん剛性が高いと足への負担が大きくなるので、快適性を求めるならあまりピキピキのホイールは選ばないほうがいいでしょう。
④ブレーキシステム
ロードバイクには「キャリパー」「ディスク」の2種類のブレーキシステムが採用されています。カーボンホイールを選ぶ時も自分が乗っているバイクのブレーキに合わせて選ばなければなりません。また、カーボンホイールの場合、キャリパーブレーキだとリムが磨耗することを考えれば、ディスクブレーキを選択したほうがいいでしょう。
⑤予算
カーボンホイールといってもピンキリです。6万円前後で購入できるものから50万円を余裕で超えるようなものまであります。まずは、どれぐらいの予算を設定しているのか。その予算内で満たすべきスペックはどれぐらいなのかを決めておくと、ホイール選びがスムーズに行えます。
⑥目的
ロードバイクに乗る目的に合わせてカーボンホイールを選ぶのも重要です。レースを視野に入れて、より速く走ることを考えるのであれば、空力性能や剛性などが重要です。また、ヒルクライムがメインであれば軽量性を重視します。ロングライドでとにかく快適に走りたいのであれば、あまりピーキーなものは選ばずバランスの取れたホイールが最適です。まずは、どのような目的で走りたいのかを明確にした上で、上記のような項目を比較していくといいでしょう。
2.まとめ
カーボンホイールの購入ガイドをまとめていきました。カーボンホイールを選ぶ時にはこれらの要素を明確にした上で商品ごとに比較していくといいでしょう。カーボンホイールは高い買い物になりますが、その性能の高さを知れば必ず買ってよかったと思えます。カーボンホイールを購入される際は、こちらの記事を参考にしてみてください。