自転車好きなら雨天でも関係なし?雨天サイクリングの楽しみ方
統計によると雨の日に自転車に乗っていて、ドキッとした経験のある人は75%にものぼるそうです。一般的に、雨の日だと自転車に乗ろうと思う人は少ないでしょう。
とくに自転車が趣味ではない人なら、ほぼ「乗りたくない」「乗らない」という気持ちだと思います。
でもせっかく購入した自転車。初めてのサイクルイベントに参加の日。小雨程度ならサイクリングを楽しみたいですよね。
今回は雨の日でもサイクリングを楽しむ方法を注意点を交えながら解説していきます!
雨の日に自転車に乗る必要ってあるの?
サイクリング中に雨が降ってしまうと気持ちも沈みがち。しかしサイクリング中、雨に見舞われてしまう。どうしても雨の中で走らなければならないといったことはあるものです。
雨の日でも楽しくサイクリングできるようにするためには、「気持ち」「サイクルギア」「レインウエア」の3つの準備が必要です。
雨の日のサイクリングは危険な面もありますが、小雨程度ならしっかり準備をしておくことで、充分に楽しいサイクリングになります。
雨の日のサイクリングについて こんな意見がありました
ネット上では、雨の日のサイクリングについて様々な意見がありました。雨の予報が出ている、途中で雨に降られる、雨上がりといった天候でわけると
「雨はまだ降っていないけど雨予報の日」の意見
・ベテランなので走ります
・予定を組んでいたら、雨でも行きます
「途中で雨に見舞われた場合」の意見
・雨宿りをし、やむのを待つ
・強行突破をするけど、後で自転車のメンテはしっかり行う
・サイクリングを中止し引き返す
・雨の準備はしているので、そのまま走り続ける
・輪行する
・雨の日のサイクリングは、初心者ならやめるべき
・長時間のサイクリングなら走ります
「雨あがりの日」の意見
・泥除けを装着して走る
・路面が乾くのを待つ
雨の日は「走らない」という意見ばかりかとお思いでしょうが、自転車の好きな人は「雨の日でも走ります」という意見も多くありました。
雨天時のサイクリング注意点
自転車好きな人は、多少の雨なら乗りにいくという人も多いというのがわかりました。雨の日にサイクリングをしたいと思っているなら、事前準備はしっかり行うようにしましょう。
雨の日のサイクリングにおける注意点
・タイヤすべりに注意
雨の日は路面がすべりやすくなっています。急ブレーキは絶対避けてください。
またロードバイクはタイヤが細く、すべりやすいといったイメージをもっている人も多いかもしれません。
しかしタイヤが細いと、タイヤと路面の隙間に入る雨の量は少なくなります。そのため実は細いタイヤほど滑らなくなります。とは言っても、タイヤのグリップ力は低下します。充分に注意しましょう。
・ビンディングシューズの注意
雨の日はビンディングシューズも滑りやすく危険です。自転車停止時に着地した路面が濡れていてツルっとすべってしまうことがあります。
・コンクリートやマンホールに注意
アスファルトは凹凸があるのですべりにくいのですが、むき出しのコンクリートやとくにマンホールは滑る危険性が高まります。走行中はマンホールに十分注意し避けて走行するようにしましょう。
それでも雨の日に走らなければならない?
こうしてみると、雨の日にサイクリングをするには危険な事が多く、できれば避けたいところです。
しかし雨でもなんとか走行したいといった気持ちになることがあります。
楽しみにしていたサイクリングイベントの日は、雨天でも参加したいものですよね。
制限時間内に完走することを目的としたブルべ。タイムや順位にはこだわらない長距離を走る自転車イベントです。レースではありません。
200km程度は短距離とされている。ブルべに参加している途中で雨に見舞われたら?
ずっと楽しみにしていたサイクリングだし、みんなリタイアしていない。多少の雨なら走るのをやめないと思います。また仲間同士で参加すると、自分だけ不参加というわけにはいかないという気持ちもありますよね。
このように、雨の日でもサイクリングをしたい、しなくてはならないといった時どんな対策をしておけばいいのか解説していきます。
雨の日にサイクリングを楽しむポイント5つ
雨の日でもサイクリングに行きたい。でもやっぱりすこし憂鬱。
そうした方のために、雨の日でもサイクリングがイヤにならない、楽しくなるポイントを5つ紹介します。
ポイント1 ウエアにこだわる
デザインを重視したレインウエアを購入する。たいてい機能性重視となるものですが、機能性重視だと着ていて楽しくない。デザインにこだわって気分が高まるウエアを身につけるとサイクリングが楽しくなります。特に男性は地味なデザインを選びがち。周囲の目をひくカラフルなウエアは安全面からのメリットもあるし、着ていても楽しくなるはずです。
仲間内の評判も良くなりますよ!
ポイント2 気温に注意する
雨に濡れると、濡れた皮膚から体温が奪われるため体温が低下してしまいます。ひどいと低体温症になります。
これは登山などできく言葉で、日常にはあまり起こらないものと思っていたら間違いです。海水浴やプールそして雨の日でも起こります。春先や秋など急激に冷え込みますのでさらに注意が必要。
ポイント3 安全性の確保
さらに雨の日には視界が悪くなったり、アイウェアに水滴が付き見にくくなったりします。そのためアイウェアは外したほうが見やすくなります。さらにつばのあるサイクルキャップなら、想像以上に雨よけの効果を発揮してくれます。
ポイント4 ブレーキのかけ方
雨天時は当然のことながらブレーキの利きがとても悪くなります。リムを使用したブレーキ構造の場合、あらかじめブレーキをかけリムについた水分を落としていくようにしてください。
ポイント5 泥除けは必須アイテム
最後のポイントは、泥除け対策。普段クロスバイクやロードバイクで泥除けをつけている人はあまり見かけません。特に少しでも軽量化をしたいロードバイクは、泥除けはついていません。でも雨天時には後輪からの泥のはね上げはかなり多く、想像以上に泥だらけになります。ワンタッチで取り付け可能な泥除けがありますので、常に携帯おくと助かるアイテムの一つです。
雨天走行後はメンテナンスを
雨の中でサイクリングをしたら必ず自転車のメンテナンスを忘れずに。具体的にはフレームの水抜きと、チェーンへの注油。水抜きはサドルを外し、フレームをさかさまに置きます。これでフレーム内にたまった水を抜くようにしてください。
またチェーンに水置換性(みずちかんせい)の注油を忘れないように。通常、水と油は混ざることはありません。コップの中に油をたらすと、油は浮かんでしまいます。しかし、水置換性の油だと水に濡れたチェーンの水分を取りきちんと浸透します。
また雨天時には走行しないといった選択も必要です。
・自転車が錆びる
・雨に濡れて体調を崩す
・自転車のメンテが必要
・危険
それでも、前述したように雨の日でも自転車にのります! という人は、雨の日にサイクリングを楽しむポイント5つを再読していただき、ケガの無いよう楽しんでください!