700Cって何インチ?素人にも分かりやすくロードのタイヤのことを教えてほしい
「ロードバイクって特殊だな」と思うことが多くあります。
一度乗ったら、シティサイクル(いわゆるママチャリ)とは違う乗り物だと思わされるほどです。
パーツは多く発売されているし、マニアックなパーツも多いです。
そして、専門用語が多いです。
それらを一つ一つ覚えていくのもロードバイクの楽しさの一つですが、かっこよすぎるが故に泥臭い説明をした本やサイトは少ないです。
誰もが最初は素人です。
分かりやすい言葉と説明で知らされた方が分かりやすいというもの。
よくある質問の中から以下のようなホイールに関するものをご紹介して、内容を説明していきたいと思います。
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自転車のインチって何?どこの大きさ?
自転車の場合多くはサイズを「インチ」で表します。
これはフレームなどのサイズではなく、「タイヤのサイズ」となります。
タイヤの外形で計っています。
「タイヤ」とは黒いゴムの部分のことを言い、タイヤを外した銀色の輪の部分(カーボンの場合は黒いこともある)が「ホイール」です。
自転車はこのうち「タイヤ」のサイズで大きさを計っています。
タイヤのサイズはタイヤの側面に記載されています。
「26×1 3/8」
このような記載です。
これは26インチ(タイヤの外形)×1 3/8インチ(リムの幅)を示しています。
タイヤ交換の時に自分で買いに行くときは、サイズだけではなく幅の方も合わせてみておかないと、思ったよりも太いタイヤだったり、細いタイヤだったりすることがあります。
取りつかない訳ではありませんが、その自転車のデザインというか、用途に合わないこともあります。
例えばMTB(マウンテンバイク)に細いロードバイク用のタイヤが付いているとなんとなく違和感があります。
大人用って何インチから?
これは自転車屋さんで働いているとお客さんが割とよく質問してこられる内容です。
日本で売られている自転車のタイヤのサイズは、8インチ〜29インチくらいです。
ホームセンターなどでは、20インチ、24インチ、26インチ、27インチくらいが中心に置かれています。
品ぞろえがいいところでないと、14インチ、16インチくらいは中々手に入りません。
それ以外のサイズはホームセンターなどではほとんど見かけることはなく、通販でしか手に入らないと思います。
一般的な話をすると、タイヤサイズで以下の様に分けられています。
8〜12インチは子供用の自転車。
12〜20インチは子供用や小径タイヤ(ミニベロ)の自転車。
折り畳み自転車に多いサイズです。
16〜22インチは小学生ぐらいの子供用自転車。
24〜29インチは大人用。
身体に合わせたサイズを選びます。
ただ、こちらは昔ながらの自転車のサイズの選び方です。
極小径の折り畳み自転車の場合、大人用でも6インチ~10インチというものもあります。
12~20インチの小径タイヤ(ミニベロ)は大人用ですが、サドルで高さが調節できるので、子供でも無理なく乗れます。
一般的なママチャリに多いのが、24インチ、26インチです。
日本人の体格に合った大きさなのかもしれません。
背の高い方(170cm以上)の場合は、27インチの方が楽かもしれません。
700Cって何インチ?
ロードバイクなどではよく見かける表記です。
700×23cなどと表示されています。
自転車は、主にイギリス、フランス・イタリア式、アメリカ式の3つの表記の仕方があります。
世界中で独自に発展してきたので、共通の表記がない状態です。
この場合、700はmm表記です。
タイヤの直径が700mm(70cm)ということになります。
「インチ」は主にアメリカなどで使われる長さの単位で、1インチ=25.6mm(2.56cm)です。
26インチは660.4mm(約66cm)、27インチは685.8mm(約69cm)となります。
つまり「700×23c」は、700mmなのでおよそ27インチのタイヤで、タイヤの幅が23mm、リムの形状がCのものに合うタイヤということになります。
よく見かけるサイズでいえば、650が26インチ、700が27インチと思って差し支えないでしょう。
ただ、タイヤのサイズは互換性がないことが多いので、サイズが近いからこれでいいやとはいきません。
ロードバイクはヨーロッパが強い種類の自転車です。
そのため、ロードの表記はフランス式で表記されているものが多いのです。
もし、自転車に関することで疑問があればお気軽にコメントをください。
出来るだけわかりやすく回答させていただきます。
2 コメント
TREKの700×38タイヤの交換なのですがサイズアップかインチのタイヤに変更とかは出来るでしょうか?
やわむはは