良いロードバイクは自転車販売チェーン店では買えない理由と裏側

によって nicole hu で September 15, 2021

 先日、筆者は知り合いに頼まれて自転車選びに付き合って某自転車販売チェーンに付き添いました。

改めて見て思ったのですが、「良いロードバイクは自転車販売チェーン店では買えない」と感じました。

 

全国には多くの自転車販売店があるし、お店のよってはすごく勉強熱心でサービスも良いお店もあるでしょう。

「良いロードバイクは買えない」と言い切ってしまうのなんて失礼だと感じてしまうかもしれません。

 

筆者が独自に実際に複数の店舗を見て廻ったのと、知り合いの自転車販売チェーン店の店長さんに話を伺った上で、なぜそういう結論に至ったのかをシェアします。

あなたが良いロードバイクを買いたいと思ったときに失敗しないためにぜひ参考にされてください。

 

街の自転車販売チェーン店の良いところ

全てが悪い場合はその店が存在し続けられるはずがありません。

当然良いところもあります。

まずは、街の自転車販売チェーン店の良いところからお知らせしたいと思います。

 

自転車販売チェーン店はどの街にもあって、シティサイクル(いわゆるママチャリ)を買う場合にはすごく安くて便利です。

広い店内では、台数も種類も豊富で価格帯も安い物から高いものまで豊富です。

 

そして、パンクなどのちょっとした修理も朝の11時から夜の8時くらいまではお店が開いているので持ち込めば対応してもらえます。

カゴやチャイルドシートの追加が必要なときは、在庫も持っているし、頼んだらすぐに対応してもらえるのは嬉しいところです。

 

パンク修理剤を使った場合は、パンク修理を断られるお店もあります。

ところがチェーン店では快く引き受けてくれるなどメリットは大きいです。

 自転車店

街の自転車販売チェーン店の実情

とても便利で親切な自転車販売チェーン店ですが、1店舗当たり社員さんが3人未満のところが多いみたいです。

他はアルバイトで対応されています。

 

問題の1つ目は「店員さんの知識不足」です。

全ての店員さんの知識が不足していると言っているわけではありません。

 

自転車の組み立て、修理は主に社員さんが行うので、配置的に社員さんが修理場にいて、接客はアルバイトさんと言うレイアウトになります。

そこに落とし穴があります。

 

アルバイトの方に特別な研修などはないので、自転車に関する知識は最低限です。

自転車がどれを選んでもそう変わりがない商品ならばそのレイアウトは間違いではないでしょう。

だから、シティサイクルなどを買う場合は適しているといえます。

 

ところが、購入時に正しい知識が必要で、その後も自転車屋さんとの付き合いがあった方が断然有利なロードバイクはこういった自転車販売チェーン店で買うには向いていないのです。

 

自分に合った自転車を選ぶためには、通勤・通学に使うとか、買い物に使うとか、用途について考える必要があり、身長や体重を考慮して選ぶ必要があります。

 

その上で、形状や色、柄、メーカー、そして価格について吟味した上で選ぶ必要があります。

アルバイトの場合、よほど研修をしない限りこのような質問自体しないです。

通常は、その自転車がお客さんや使い方にマッチしているかは考えず、お客さんがフィーリングで選んだものを販売します。

 

社員さんはお客さんのためにペダルを付けたり、出荷のための仕上げ作業をすることになります。

 

もう一つの問題は、「社員さんやアルバイトの方が自転車自体にそれほど興味がない」ケースです。

 

自転車屋さんはもちろんビジネスなので、必ずしも自転車が好きでなくてもできるのですが、やっぱり自転車好きな人の方が色々な知識を自然と身に着けるでしょうし、お客さんからの相談事にも自分のことのように親身になって乗ってくれるでしょう。

質の高いサービスを提供してくれます。

 

アルバイトの方は特に、ロードバイクが好きな場合は、ロードバイク目的の場合はロードバイク専門店でアルバイトをするでしょう。

一般的な販売店のアルバイトの方は普通に自転車が好きな方が多いです。

 

3つ目の問題は、やはりビジネスなので一般的ではない「高価な自転車は店頭に置いていない」ということです。

 

安い自転車の多くは海外から半完成品で届きます。

販売の時は、タイヤの空気を入れて、ハンドル、サドルを正規の位置に固定するくらいです。

ブレーキを緩めに締めて出荷するところもあるので、調整する必要があるときもあります。

仕上げはペダルを付けることと、防犯登録の手配くらいです。

 

お店に自転車をストックしておく時間は短い方がキャッシュフローも良いです。

そのため、高価な1台が売れるよりも安価な100台が売れた方がお店は儲かるのです。

 

筆者がお店を見て廻った限りでは、各店舗に置いてある一番高価な自転車でも10万円位です。

ただ、本当に良いものはそれよりも高価でそれなりの価格がします。

そもそもお店に良いロードバイクが置かれていません。

 

専門的な自転車や専門的な部品は、チェーン店の店舗ではほとんど手に入らないのです。

 自転車店

良いロードバイクはどこで買えるのか

良いロードバイクを買いたいときは、ロードバイク専門店で購入されることをおすすめします。

 

ロードバイク専門店はロードバイクを多く置いてあり、知識の多い店員さんがいることが多いようです。

修理や調整もかなり詳しく、専門的な質問やどうしたらいいのかわからないような漠然とした質問にも答えてもらえることが多いです。

 

残念ながらロードバイクの専門店はそれほど多くありません。

品ぞろえも限られますので、通販の方が選択肢は広いです。

 

ちなみに、筆者がその知り合いにすすめたのは、こちらの完成車です。

ミニベロican

何と言ってもカーボンで軽い。

3kmの通勤に使うということだったので、何かあったときに自動車に簡単に積めるミニベロをすすめました。

彼は自転車好きなのでディスクブレーキと言うのもポイントが高かったみたいです。

 

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