自転車カスタマイズでホイール交換するときの注意点
今回は、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車でのカスタマイズ、それも少しだけレベルを上げたカスタマイズについてお知らせします。
カスタマイズの目的
「カスタマイズ」と一口に言っても、できることは無限にありますので、今回は「軽量化」、それも早く走るための軽量化について考えます。
一番いい方法は、全て交換して軽いものにするのが究極なのですが、多くの方には(筆者も含めて)ハードルの高い話です。
そこで、それよりは価格抑えめで劇的に軽くなる方法をお知らせします。
それが「ホイールの交換」です。
ホイールを交換するだけで、お手持ちの自転車の印象も性能もガラリと変わります。
重量が変わる
ママチャリとロードバイクの一番の違いは、重さだと筆者は考えます。
形状とか、乗心地とか、材質とか違うところを挙げたらきりがありませんが、それらは軽くすることで同じ力で漕ぐとしたら速く漕げ、速く走ることができるようになっています。
つまり、ロードバイクやクロスバイクは更に軽くすることで、更に速く走ることができるようになります。
例えば、ICANのロードバイク(完成車)のA9の重量は、カタログによれば7.98kg(ペダル重量覗く)です。
カーボンホイールの重量は前後セットで1.3kgくらいみたいです。
アルミホイールの場合は、1.6kg前後、鉄の場合は、2.0kg前後(いずれも筆者独自調査)です。
鉄のホイールからカーボンのホイールに交換した場合、単純計算で0.7kg軽くなります。
各社製品によって、重さが違いますので、1kgとか1.5kgとかの差が出てくるのです。
それだけ軽くなると、走りも変わってきます。
漕ぎだしのペダルの重さも変わってくるのです。
見た目が変わる
鉄のホイールと、アルミフレーム、カーボンフレームと材質が違えばデザインも違います。
それは、それぞれに素材に特性があるからです。
重たい、軽いの他に、曲がりやすいとか曲がりにくい、折れやすい、折れにくいと言った特性もあり、それぞれの特性を活かしたデザインをするのが普通です。
完成品がおすすめ
ホイールは、ハブ、スポークとかリムなどお好みの物を集めて自分で組み立てる方法もありますが、完成品をおすすめします。
こちらに、ICANで実際に組み立てている動画が公開されているので、ご覧いただくと分かると思うのですが、かなり難しいです。
ICAN AERO 40Sカーボンホイール
プラモデル感覚で組むことはできたとしても、調整が難しいのです。
ここら辺は専門にお任せするのが間違いないと思います。
タイヤは取付方法が異なる場合があるので、ホイールに合ったタイヤを選ばれるようにしてください。
リム形状に合わせたタイヤが必要です。
クリンチャーリム、チューブラーリム、エアロリム、ダウンヒルリム、ディスクリム、チューブレスリムなどの種類があります。
購入されるリムにあわせたタイヤやチューブを準備しましょう。
タイヤとチューブセットの商品もありますので、個人的にはそちらこそおすすめです。
既に組まれているので、間違う可能性がありません。
間違えると、手間と時間とお金の大幅なロスになってしまいます。
ホイール交換時の注意点もあります。
スプロケットの幅
スプロケットは、通常段数があります。
これまで使っていたチェーンをそのまま使おうと思ったら、あの厚さが違って使えないということもあります。
スプロケット自体は従来通りの物を使われるのならば問題ないと思われます。
その他、一応ホイールの径もチェックしておいた方がいいかもしれません。
ロードバイクの場合、ほとんどが700Cなのですが、ごくまれに違うサイズを見かけます。
思い込みの場合、なかなか気づけないので念のためサイズもチェックされてください。
軸は同じ径ですので、まず問題ないと思います。
ブレーキの種類
ホイールを替える時にチェックがとても重要な項目の一つにブレーキがあります。
大きく分けて、「ディスクブレーキ」、「リムブレーキ」、「ハブブレーキ」があるのですが、ディスクブレーキ用のリムの場合にリムブレーキで止めようとしたら、リムを傷つけますし、止まりません。
それどころか、リム自体が壊れてしまう可能性もあります。
ハブブレーキは、ママチャリの後輪のブレーキです。
スポーツタイプでは見たことがないので、間違う可能性はないと思います。
ディスクブレーキはディスクがないと止まらないので、リムとブレーキの種類は合致している必要があります。
チェーンのピッチ
チェーンには、ピッチがあります。
チェーンは、「外リンク」、「内リンク」があり、外リンクと内リンク各1個で1セットになっています。
この全長チェーンのピッチと呼ぶのですが、この長さがいくつかあるので、スプロケットとチェーンは同じ種類のものを選びましょう。
それだけではなくチェーンの厚さ方向「内幅」という長さもあります。
「外リンク内幅」と「内リンク内幅」があります。
種類によってこの幅が違うので、スプロケットで切り替えの段が多いものを選ぶと、チェーンが合わないことがあります。
円安は輸入品に不利!?
最近、円安と言われてますが、この記事を書いている日(2022年7月17日)の円とアメリカドルの相場は、1ドル138円なのだそうです。
こうなると、海外商品を買うときに不利になります。(画像ご参照)
密かに見つけた裏技をご紹介します。
ICANのこちらのページは、日本国内発送の商品みたいです。
これを注文したら最短2日程度で届くのですが、あえて配送元中国の方を選ぶのです。
理由は分かりませんが、日本国内在庫分よりも若干安いので狙い目です。
円安や運送の関係でこの差額がなくなってしまうかもしれません。
担当者が価格を変更してしまう前に、お急ぎください。