ロードバイクに置いてスプロケットの数値は多い方が有利?

ロードバイクに限りませんが、変速機付きの自転車にはスプロケットがついています。

スプロケットを選ぶ際は、「12-28T」などの数値があります。

この数値が何なのか分からずに質問すると、「スプロケットの数値は高い方が良いのか、低い方が良いのか?」と言う具合になってしまいます。

 

分かっている人からしたら「奇妙な質問」となってしまいます。

ここでは、スプロケットの数値の意味も含めて、正しい選び方とポイントをお知らせします。

 

ギアなのかスプロケットなのか

変速機と言えば、「ギア」と言う方が多いです。

そんな中、部品単体では「スプロケット」と呼ぶ方もいます。

一般的な呼び方が「ギア」で少し専門的に言ったのが「スプロケット」でしょうか。

それは違います。

 

実は、機械業界ではギアとスプロケットは明確に使い分けています。

歯車同士噛み合うのが「ギア」で、歯車とチェーンが噛み合うのが「スプロケット」です。

自転車の機構を考えると、「ギア」は間違った使い方で、正しくは「スプロケット」なのです。

 

ただ、日常生活においてギア同士が噛み合う場面を見ることはほとんどないと思います。

それは、日本が安全に対して意識しているからで、ギア同士が噛み合う場所には必ずカバーをして事故を防いでいるからなのです。

ロードバイクスプロケット

馴染みがあることから「ギア」でも意味が通じるのでOKだと筆者は考えています。

 

例えば、「ホッチキス貸して」と言われたとして、「ホッチキスは商品名だからステイプルが正しいよ」といちいち訂正されたら円滑な人間関係は築けません。

馴染みのある呼び方で誤解なく伝わればOKだと思っています。

 

正しい話をするならば、何となくペダル側のギアを「クランク」、リア側のギアを「スプロケット」と説明してあるサイトもあるのですが、あくまでスプロケットとは歯が付いた部品で、チェーンと噛み合う部品のことを指します。

 

「クランク」とは、下図のように2か所以上曲がった機構のことを指します。

クランク側のスプロケットなので、「クランク」と呼ぶこともあるのでしょうが、それを知らない方は前方のギアを「クランク」、リアを「スプロケット」と誤解して覚えてしまうようです。

ロードバイクスプロケット

 

クランク側はクランクアームとスプロケットが一体になって売られている物もあるので、更に誤解を生んでいるのだと筆者は考えています。

 

スプロケットの数値の意味

スプロケットには、数値があります。

「12-25T」とか「11-34T」とかです。

「T」はTeeth、つまり歯数の意味です。

 

25Tは歯数が25枚、34Tは歯が34枚。

分かってしまえばとても簡単です。

 

クランク側のスプロケットは、外側の方が、直径が大きく「アウター」と呼び、フレーム側は直径が小さく「インナー」と呼ばれています。

 

「12-25T」は、インナーが12枚、アウターが25枚と言うことになります。

 

例えば、以下のような記載があったとします。

 

「SHIMANO 105 FC-R7000」

 

「FC-R7000」とあれば、「SHIMANO 105 R7000 シリーズ」であることが分かります。

チェーンリングコンビネーションを見ると、「50-34T」、「52-36T」、「53-39T」の3タイプがあるということになります。

 

ギアは数値が大きくなるほど「50-34T」と「53-39T」を比較すると「53-39T」の方が重たいのです。※リアは変更しない場合。

 

一般的に、「50-34T」、「52-36T」、「53-39T」の3パターンしかないと考えていいでしょう。

スプロケットは単体でも買えるので、「20-39T」など一番重いところと、一番軽いところを取りたくなる方もおられるかもしれませんが、シマノの場合フロントディレイラー(変速機)が16枚差までしか対応していません。

 

「20-39T」の場合、39-20=19枚差となり、キャパ(変速可能範囲)を超えます。

 

では、逆に「39-50T」のようにしたい場合は、50-39=11枚差だからキャパ以内です。

ところが、基本の3つ意外なので、中々うまく調整できません。

さらに、違う歯数の者を持ってくると、そもそもチェーンと歯が噛み合わなくなります。

 

歯車やスプロケットは、「互いに素」の関係が必要です。

簡単に説明すると、よく使う歯とあまり使わない歯ができると、歯車やスプロケットは痛み方に差が出来てスムーズに回転しなくなります。

 

スプロケットの選定

クランク側のスプロケットを選ぶ場合は、「50-34T」、「52-36T」、「53-39T」の3パターンから選べばいいことが分かったのですが、どれが自分にマッチしているのかを考える必要があります。

 

フロントのギアを小さくして、リアのギアを大きくすれば、ペダルを漕ぐ抵抗が少なく、軽くなります。

つまり、坂道を上るのに適しています。

 

俗にいう「ケイデンス」です。

ケイデンスとは、本来「回転数」の事なので、単体では意味を持ちませんが、この場合はペダルの抵抗を落としてできるだけ早く回転させることで坂を上るという意味となります。

 

その場合、「50-34T」の34Tが一番小さいので、これを選ぶことになります。

 

逆にフロントのギアを大きくして、リアを小さくすると、ペダルの抵抗は最大になりますが、ペダル1回転に対するリアのタイヤの回転数が最大になるので、回転速度は最大になります。

サイクリングロードのように、高速走行が可能で、信号停止や人の飛び出しなどが無い環境の場合がこれです。

「53-39T」の53Tを使えばいいことになります。

 

常に坂、常にサイクリングロードみたいに極端な条件は中々ありません。

そこで、中間の「52-36T」を取る方法、通常走る道は坂道が多いので、「50-34T」を選ぶ方法、郊外を走ることが多いので「53-39T」を選ぶ方法など出てくるのです。

 

ご自身の用途によってお選びください。

▲ICAN エアロロードバイクA9

 

 

外部ライター:奥野 晃一

  • Dec 27, 2021
  • カテゴリー: News
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