ロードバイクのパンクの原因と対策

によって nicole hu で December 22, 2021

ロードバイクやクロスバイクは比較的タイヤが細いです。

  • パンクしやすいと思われているようですが、実はパンクはしにくいです。

もし、パンクしやすいとしたら、原因があります。

 

以下に、ロードバイクにおけるパンクの原因と対策をお知らせしますので、ぜひ参考にされてください。

ロードバイク

突起物刺さりパンク

一般的にパンクと言えば、突起物刺さりパンクが多いと思います。

道を走っているときに、くぎなどがタイヤに刺さり、チューブに穴が開き空気が漏れていきます。

 

穴の形状は丸が多いです。

「ピンホール(針の穴程度の穴)」ということもあります。

穴の大きさに比例してタイヤの圧力低下が早いです。

 

対策としては、日頃から道もよく見て走ることくらいしかありません。

走行時目線は前を向いて走るのですが、その時に地面も視界に入れて異物がある時は避けるようにしましょう。

 

恐らくほとんどの方が出来ていると思われますが、雨の日は地面の色の差が分かりにくくなります。

そのため、雨の日にパンクしやすいというデータもあるほどです。

 

雨の日には排水溝の上に、色々なものが流れてくるので、日頃から水たまりなどは裂けるようにしましょう。

 

リム打ちパンク

段差を超える時に前輪をぶつけるので、リムがチューブに打ち付けられ「ハ」の字に穴が開きます。

 

パンク業界(あるのか知りませんが、)では「スネークバイト(蛇の噛み跡)」と呼ばれていて、その形状から原因が分かるほどです。

 

対策として、タイヤ圧が低いと起こりやすいのがリム打ちです。

圧力を適正値に保つようにしておけば、歩道に乗り上げる程度の小さなショックを吸収することが出来ます。

 

ロードバイクやクロスバイクに乗られている場合は、速度も出て危ないので極力歩道は走らず、アスファルトの道路を走る方が走りやすいし、安全で、パンクの防止にもなります。

 

スポーク刺さりパンク

リムテープの劣化でパンクが起きます。

スポークを止めるナットの役割をする部品が「スポークニップル」なのですが、これにはマイナスのドライバー溝が彫られています。

 

リムテープがあればチューブと接触しないようになっているのですが、リムテープの劣化、ズレなどでパンクすることがあるのです。

劣化した場合、伸びてしまうのでズレやすくなります。

 

対策としては、ある程度劣化してきたら、リムテープを交換することです。

よく自転車に乗る場合は、1年に1回程度交換したらいいと思いますし、片道5km程度の通勤・通学程度しか使わない場合は、パンク修理のタイミングか3~4年に一度チェックして、劣化がある場合交換すればいい程度でしょう。

 

リムテープは交換の際、サイズがあるので事前にチェックしてから交換する必要があります。

一般的に販売されているリムテープの幅は16mm~18mmのものが多いようです。

マウンテンバイクなどタイヤ幅が広いタイプは注意が必要です。

 

テープタイプは貼りやすいので1人で作業ができます。

固さも選べるので便利ですが、何度も貼り直すと剥がれやすくなってしまうので、ある程度慣れが必要かもしれません。

 

バンドタイプは耐久性が高いです。

輪っかになっているので、ズレにくいです。

固いものだと2人で作業した方が良いこともあります。

 

極小ピンホール

何かが刺さった場合のピンホールと違って、穴が見つかりにくいこともあり、症状としては、1日から2日程度でタイヤの空気が抜けてしまうこと。

 

素人の場合、パンク修理をしても穴が見つかりません。

パンクしていないのに空気が抜けるという風に感じる方もおられるようです。

 

原因はいろいろあって、何かが刺さる場合、タイヤの中のワイヤーがササクレとなってチューブに突き刺さる場合、リムチューブがズレている場合、チューブズレ、バルブのズレの場合などがあります。

 

バースト(破裂)

普通に乗っていたら、バーストすることはほとんどありません。

タイヤがすり減っているのに乗り続けた時、バーストします。

 

その他、パンク修理の時、チューブをリムとタイヤに挟んでしまっているときなどは、比較的早い段階でバーストします。

 

対策としては、タイヤは溝を見てすり減ってきたら交換することと、パンク修理の時は、チューブをリムとタイヤに挟まないように注意することです。

 

タイヤの交換時期は、走行距離で判断します。

一般的には、ロードバイクなどのスポーツ車のタイヤの寿命は3000km~5000kmが交換の目安とされているようです。

シティサイクル、軽快車(ママチャリ)の場合は、約3年間と考えられているようです。

カーボンホイール

まとめ

一口にタイヤのパンクと言っても、自転車の場合、5つくらいのパターンに分かれます。

「突起物刺さりパンク」と「リム打ちパンク」が多いのですが、何方も乗り方次第である程度防げます。

 

最近では道の整備が進んでいて、釘が落ちていることなどは少なくなりましたので、無理に段を乗り越えるようなことを避ければ、パンクの確率はかなり低くなります。

 

外部ライター:奥野 晃一

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