ICANグラベルバイクX-Gravelについて
今回は、オサムとケンジという二人の自転車好きが登場します。
ケンジは、ツーリング中に遭遇する河原沿いの砂利道や、山での不整路が気になっていました。25C タイヤのロードバイクでは、走れないことはないけれど、全然楽しくない。パンクのリスクも増える。もっとガンガンどこでも走れるバイクが欲しい。
......出した結論がこれです。
ケンジの新しいバイク
オサム: 新しいグラベルロード買ったんだって?
ケンジ: 乗って来てるよ、見る?
ケンジの新しいバイクはICAN製のX-Gravelというモデルです。
ライトブルーの塗装がピカピカです。(全部で5色のフレームカラーがあります)
オサム: このグラベル、オレの大好きな色だぜ、まいったな。いくらした?
ケンジ: 30万※をちょっと切るくらいだ、頑張ったよ。でも、メーカー直送で中間マージンがないからコスパ最高なんだ。
※ 定価293,650円 (税・送料込み) 2年間の長期保証付きです
ケンジ: スラムのフォースのロード用コンポが付いてるんだ。シマノならアルテグラクラスといったところかな。
オサム: (バイクを持ち上げて) おおっ! グラベルにしてはものすごく軽いな!
ケンジ: そうなんだ、8kgを切るなんて、グラベルでは珍しいからな。
700×38Cのタイヤが付いています。フレームは50Cまでのタイヤを想定した設計がなされています。
ホイールは、カーボン製のICAN AERO35が奢られています。
フロントのギアは46Tのシングルです。
オサム: それにしても、このフレーム、カッコイイじゃないか。おや? チェーンステーの位置が普通より低い? なんだか凄みがあるな。
ケンジ: よく気付いたな。これなら悪路でチェーンが暴れてもフレームに当たる気遣いがいらないんだ。
フレームには荷物を取り付けるためのダボ穴がふんだんにセットされています。
ケンジは、キャンプや長いツーリングも考えているのでしょうか?
ケンジ: これなら、1泊くらいの荷物を積んで遠くに出かけられるからな。キャンプもしたいしね。いま、そのための道具集めをしてるところなんだ。
オサム: ちょっと待てよ、きょうのケンジの話はオレのツボにハマりまくりだわ。オレも真剣にグラベル欲しくなってきたゾ。
グラベルバイクについて
似たジャンルのロードバイクにシクロクロスバイクがあります。
シクロクロスバイクのレース指向のセッティングとは違い、グラベルバイクは快適性を重視した、オフロードも走れる万能型のバイクです。
ロードバイクの一種でありながら、スピードは求めていないため、ホイールベースは長めにしてクイックさよりも直進安定性を高めた設計になっています。
このため、通勤・通学などの実用にも向いており、しかも週末は趣味として長距離も楽しめるクオリティをそなえています。
グラベルバイクの上位機種にフロントシングルのギアが多い理由
リアのギアをワイドレシオ化することで、フロントシングルでも必要な範囲のギア比を得られるようになります。わざわざそうするには、いくつか理由があげられます。
① トラブルを少なくできる
変速ミスなどのトラブルを回避できます。また、悪路でのチェーン落ちの解決策になります。さらに、山道で草木がはさまるトラブルも軽減できます。マウンテンバイクがフロントシングルであるのと同様の理由であるといえるでしょう。
② 軽量化できる可能性がある
フロントの変速機と1枚のチェーンリングが不要になるので軽量化が図れます。ただし、リアギアのワイドレシオ化で大きなギアを使用するため、こちらは重量増となり、さほど大きな軽量化はのぞめないのが現実です。
③ 直感的な変速ができる
絶えず路面の変化するオフロードで、シフトの組合せを考える余裕のないとき、直感的なシフトの出来るフロントシングルは重宝します。
④ メンテナンスがラクになる
可動部分が減ることで、メンテナンス箇所が減り、掃除もしやすくなります。グラベルバイクの汚れ方はロードバイクの比ではありません。
スピードを追求するわけではないグラベルバイクは、一般的にフロントのギアは小さめ、つまり軽いギアを使用します。また、リアは歯数の多いものを組合せ、登りにも充分対処したセッティングとしています。
ICAN X-Gravelのこと
ICANでは、次の資料や動画を用意しています。
じっくりご覧ください。
・ 参照動画