自転車好き大注目のミニベロとは何なのか
自転車好きが大注目の「ミニベロ」をご存じでしょうか。
もしかしたら、あまり聞きなれないかもしれませんが、実は、既に身の回りに普通にある自転車なのです。
今回は、ミニベロとは何かというお話と、ミニベロの魅力についてお知らせします。
ミニベロとはどんな自転車なのか
ミニベロとは、20インチ以下のホイールサイズの大人用の自転車のことです。
ミニベロ(MINI VELO)はフランス語です。
元々フランスからスタートしたものかもしれません。
一番大きいサイズが20インチなので、当然それ以下もあります。
18インチ、16インチ、小さいもので12インチのミニベロがあります。
知る限り、大人用の自転車で6インチとか、10インチと言うものも存在しています。
ここでは、ミニベロの仲間に入れてしまいましょう。
要するに、タイヤの小さい自転車のことを「ミニベロ」と呼びます。
ただ、どこかで分類されている名称ではないので、あまり見慣れないのだと思います。
ちなみに、「自転車用語の基礎知識」(バイシクルクラブ編集部編、枻出版社)では、「タイヤ径20インチかそれ以下の自転車で、20インチであるBMX車は慣例として含めない」とされています。
自転車の分類は日本工業規格で分けられているのですが、該当するのはJIS D 9111:2005(自転車 - 分類及び諸元)で、「室内での保管、自動車トランクへの収納又は公共交通への持込みを意図し、呼び(径)20以下の車輪及び軽量なフレームによって、軽量化及びコンパクト化を図った自転車」と言うのがあります。
これが、「コンパクト車」と言う名称なので、日本語では「ミニベロ=コンパクト車」と言うことかもしれません。
ホイールサイズが20インチ以下であれば、折り畳み自転車もミニベロの部類に入るため、市場にはたくさんの種類のミニベロがあるのです。
ミニベロの歴史
ヨーロッパでは、ハンドメイドで1台1台製造しているメーカーもあるほどです。
現在でもハンドメイドのメーカーはあるので、1台100万円と言う高価なものもあるほどです。
量産品で1台5000円のミニベロも存在します。
ピンからキリまであるのですが、なぜこんなに筆者はミニベロが好きなのか、ミニベロの魅力についてもお知らせします。
ミニベロの魅力「小ささ」
ミニベロの一番の魅力は「小ささ」です。
大事な自転車なので、自転車置き場などに置いておかなくて、自宅の部屋に置いておきたいのです。
ミニベロならば、マンションでもアパートでも玄関に置くことが可能です。
整備も磨きも家の中に居ながらにしてできるのです。
愛着が益々湧くと言うものです。
小ささは、マンションのエレベーターにも乗るのです。
ロードバイクは軽いので、エレベーターに入れるときに自転車を立てて斜めにして入れることはできます。
ところが、ミニベロならばそのままエレベーターに乗せられるのです。
「軽さ」もミニベロの魅力
「軽さ」もミニベロの魅力です。
一般的な自転車ならば20kg前後なのですが、ミニベロは12kgとか、軽いものだと10kg程度のものもあるのです。
軽いと言うことは、速いと言うこと。
普通のシティサイクル(ママチャリ)よりも速く走ることができます。
タイヤはママチャリよりも小さいので、不利に感じるかもしれませんが、一番影響があるのはタイヤの大きさではなく、自転車と運転者の重さなのです。
運転者の重さはどうにもなりませんので、自転車の重さがママチャリの約半分となると、漕ぎだしから全然軽いのです。