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自転車競技で東京オリンピックを100倍楽しもう!

による nicole hu 05 Aug 2021 0 コメント

 各国選手の大活躍も相まって東京オリンピックが大変な盛り上がりを見せています。

我々も自転車を愛好する仲間として、オリンピック競技の一つである「自転車競技」を見逃すわけにはいきません。

一言で自転車競技と言っても様々な種類があり、またそれぞれルールが異なるため、違った楽しみ方ができる反面、よくわからないことが多々あるかと思います。

今回は、そんなオリンピック競技のひとつである自転車競技について詳しく見て行きましょう。コロナで観戦にこそ行けませんが、新たな知識を得て、オリンピックを見れば更にたのしめますよ。

 

自転車競技の種目は大きく分けて4つ!

自転車の種目はバラエティに富んでおり、ロード 、トラック、BMX 、マウンテンバイク の4つに分類されます。 それぞれ会場も異っており、大自然のコースから傾斜をつけたトラックがある屋内ドーム、東京ならではの街中を走る一般道など、様々なシュチエ―ションで競技が行われ、非常に見どころが多くなっています。

 

ロード

ロードバイクオリンピック

オリンピック第1回大会のアテネ1896大会から正式競技として採用され、以来途切れることなく行われている数少ない競技の一つです。自転車競技のロードは体力はもちろんのこと、精神力と知力(戦略)が必要とされる大変過酷な競技です。約4時間半かけてタイムを競い合い、そこにはさまざまな駆け引きが見られます。 見どころは、ゴール直前の長時間に及ぶ過酷なレースの最後のわずかな距離。ゴール直前のメダル争い、ラストスパートの勝負のシーンは息を呑むほど。一瞬の判断ミスが勝負の分かれ目となり、瞬き厳禁です。ツールドフランスなどで展開されるような本番の張り詰めた空気を楽しんでください。

 ロード オリンピック

コースは、男女ともに武蔵野の森公園をスタート会場とし、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県内を通り、富士スピードウェイでゴールします。 総距離は、パレード走行区間10kmを含む男子約244km、女子約147km、獲得標高(スタートからゴールまでの上った高さの合計)は男子約4,865m、女子約2,692mです。勾配が厳しく、距離の長い登坂があり、峠からフィニッシュまでの距離が長いこともあり、登坂でつけた差を守るための独走力も要求されます。そのことを考えると、登りが得意な山岳クライマーよりも、登りの能力も高くタフなオールラウンダーに有利となります。

 

トラック

トラック

すり鉢状の傾斜がついた競技場(オリンピックでは1周250m)で実施されるトラックは、アテネ1896大会から120年以上続く自転車競技の中でも特に歴史的な種目で、1912年以外のすべての大会で実施されてきました。種目数は自転車競技の中で最も多く、22種目の半数以上となる12種目があり、 男女それぞれ「スプリント」「チームスプリント」「ケイリン」「チームパシュート」「オムニアム」、そして2020年の東京オリンピックでは、新たに「マディソン」が加わり、6種目でメダルが争われます。

 トラックバイク オリンピック

東京オリンピックである新種目のマディソンは、2人1組のペアで、レース中に選手が交代しながら男子は50km、女子は30kmを走って競います。選手交代は待機している選手と行いますが、その際、選手の体に触れなくてはなりません。高速走行中の選手が交代時に、待機中だった選手を加速するために手を引いて放つ「ハンドスリング」がまさに見どころ。ハンドスリングではなく、腰を押してもいいので、駆け引きが醍醐味となっています。

 

BMX

BMXバイク

BMXは2008年北京オリンピックより正式種目に採用された比較的新しい競技。 BMXの特徴は、競技用自転車の中でも構造が単純で頑丈な自転車ということです。泥よけやスタンド、ライトなど競技に関係ない部品も装備していません。 BMXはBMXレーシングとBMXフリースタイルの二つが行われます。

 

BMXレーシングの見どころはなんといってもターン。スピードをキープしながらポジションを取ろうとするので、接触や転倒も日常茶飯事です。途中でクラッシュした場合でも、フィニッシュラインを超えれば、ポイントを獲得することができます。また、ジャンプは高さではなく、どれだけ早くこなせるかが重要になります。エキサイティングな試合展開にハラハラドキドキです。

 

BMXフリースタイルは東京オリンピックからの正式採用競技。中でもBMXフリースタイル・パークは、パークに設置されたジャンプ台などを使って、BMXに乗って技を繰り出す、ダイナミックな競技。本当に目が離せない展開にわくわくします。

注目は、空中で後方に縦回転する「バックフリップ」や車体を横に回転させる「テイルウィップ」、空中でハンドルを手放して一回転させる「バースピン」などのエキサイティングなトリック。空中に高く跳び上がるトリックは息を飲むようなダイナミックさがあります。

 

マウンテンバイク

マウンテンバイク

アトランタオリンピックから加わったこの競技は、自然の中で自転車を楽しむ競技です。 全選手が一斉にスタートして着順を競います。マウンテンバイクのクロスカントリーコースにはさまざまな表情があり、体力と技術を駆使して難所を征服するところが見どころです。競技時間は約1時間半から1時間45分。1周4km~6kmの未舗装の山道には、急勾配のアップダウンや、1人しか走行できないような非常に狭い「シングルトラック」と呼ばれる部分、ロックセクションと呼ばれる岩場も組み込まれています。

起伏に富む山岳コースが舞台となるため、競技者はコースの特徴を把握し、自転車を思いのままに捜査するパワー、そしてテクニックも必要とされます。決勝のみの一発勝負のため、波乱が必ず起こる下克上の競技です。

 

東京五輪では新設の伊豆マウンテンバイクコースを使います。全長4.1km、高低差150mのオフロードコースは、従来のオリンピックコースと比べて難易度が上がっています。各セクションに伊豆の名所・名物をモチーフとした「天城越え」「浄蓮の滝」「箸」「わさび」「踊り子歩道」「枯山水」などの名称が付けられており、セクションの特徴と重ねながら実況を聞くのも楽しみの一つ。コースの途中には富士山を望むビューポイントがあり、日本らしい風光明媚なレースです。

ロードバイク

このように自転車競技は、技を競うBMXから、速さを競うマウンテンバイク、ロード、トラックといったたくさんの魅力が詰まったスポーツです。また、日本らしいコースや環境がアクセントとなり、観ていても非常に楽しい要素も加わっています。

純粋にスポーツとしてさまざまな楽しみ方がある自転車競技をトコトン楽しんでいきましょう!

 

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