ハンドルエクステンションバーの情報を最新に更新
世の中には、日々良い商品が発売されていて、ある時最高だと思っていた商品よりもさらに優れた商品が出てくることがあります。
もちろん、それまで存在は知っていたけれど、試す機会がなくその真価に気付けなかった商品もあるでしょう。
今回は、そんな商品の一つで、ハンドルエクステンションバーで以前ご紹介したものより優れたものに出会ったので、ご紹介です。
■ハンドルエクステンションバーとは
その前に、ハンドルエクステンションバーとは何かとその必要性についてお知らせします。
ハンドルエクステンションバーとは、ハンドルに取り付けるバーのことで、ライトやベルなどを取り付けます。
取り付けるだけならば、ハンドルで良さそうです。
重くなるのにわざわざ追加してバーを取り付ける必要なんてなさそうに思えます。
一つは、ハンドルバーのテーパです。
太さが一様ではなく、傾斜して細くなっている部分があります。
ここにはほとんどのものが取り付けられません。
図で見ていただくとよく分かるのですが、テーパのない「OKエリア」は意外と狭いのです。
そして、右側に変速機のレバー、左側にベルなどが付いていると、ライトやスマホホルダーを取り付ける場所がないのです。
そして、エクステンションバーは全面がフラットです。
取り付けることができるものが格段に増えるのです。
■このタイプの優れたところ
以前ご紹介したのが、画像のようなタイプです。
小さいし、軽いのでとても便利に思えました。
実際取り付けてみると、フラットバーのエリアが格段に増えて、いい商品でした。
ところが、実際に自転車に乗り続けていると、ロードバイクやクロスバイクの場合、速度が出ます。
ブレーキをかけた時の衝撃で角度が変わってしまうという弱点が見つかりました。
エクステンションバーが44g、スマホが約200g、スマホホルダーが150g、ライトが100g、ベルが50gと合計約550gの物が取りつくので、ブレーキの時など慣性の法則で前に傾こうとするのです。
高校生の時に習ったF=ma(m:質量、a:加速度)を思い出してください。
時速30kmから3秒で停止するとしたら、加速度は-10km/h/sとなります。
単位を変えると、-2.8m/s2。
重さは上記より0.5kgとします。(計算が簡単なので)
つまり、F=1.4kgで前に押しているということ。
ちなみに、1秒で止まるとしたら、4.2kgの力がかかります。
1.4kgならばなんとか大丈夫そうですが、4kgを超える力が、こんな小さな部品にかかると角度くらいは変わりそうです。
実際には、回転運動なのでトルクで計算する必要がありますが、簡単に計算するために直線の運動で考えてみました。
■新しいエクステンションバーとは
新しいエクステンションバーはこれです。
ハンドルを固定しているステムの固定ねじを2本取り外して、共締めで固定する機構になっています。
これだとねじでしっかり固定できるので、かなりの急ブレーキでも一切動きません。
製品重量なのですが、90gと前回の物よりは重たく約2倍です。
今回の部品は全てアルミ製でした。
前回はアルミ+樹脂製なので軽かったようです。
それでも、角度が変わってしまう心配をせずに運転できるようになったので、よかったと思っています。
心配事があると安心して運転できません。
■どんなものを取り付けるのか
さて、新しくなったエクステンションバーにどんなものを取り付けるのかも見てください。
ベル、スマホホルダー、ライトの3つです。
当然、スマホホルダーにはスマホを取り付けるので、取り付けたもの総重量は約600gとなります。
ちなみに、上記の様に時速30kmでの衝撃にもびくともしません。
画像を見られて少し気になるかもしれませんが、ハンドルの位置からベルが少し遠いように見えます。
それはその通りです。
ハンドルを握ったままベルに指は届きません。
(厳密には届かない訳ではない)
元々、道路交通法によると自転車のベルは緊急時に使うものなので、普段使うことはないのです。
歩道を爆走して歩行者をどける時に使ってはいけません。
筆者もそんな使い方をしないので、いざというとき鳴らせれば、どこに付いていても問題ないのです。
少なくとも、現状乗っていて困ったことはありません。
ライトは絶対必要です。
暗くなってきたら自分が視界を確保する意味もありますが、自分の存在を相手に知らせるための物です。
暗くなるのが早くなってくる頃は特に注意が必要です。
余計な事故に巻き込まれるくらいなら、ライトをつけて予防しましょう。
スマホはやっぱり取り付けられた方が便利です。
スピードメーターやナビなど、今では自転車用の色々なアプリがあります。
そのほとんどが無料で使えるので、自転車にしっかりスマホを固定させるようにした方が色々便利です。
ライトもスマホも角度が変わってしまうと具合が悪いのです。
そういった意味でも、ハンドルエクステンションバーは、回転しないものを選んだ方がいいみたいです。
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