邪道だって良いじゃない電動ロードバイクとは
電動自転車も日本ではメジャーになってきました。
多くの場合、電動自転車は自転車を漕ぐのが嫌な人がないでしょうか。
そんな面倒さがりが、ロードバイクに乗ると言うのは、矛盾がありそうです。
誤解を恐れず言うならば「邪道」。
スポーツ車なのに、スポーツをしないのですから。
でもいいじゃないですか。
かっこいいのだから。
その電動ロードバイクについてと、注意点をお知らせします。
■あえてE-bikeと呼びたい
日本では電動アシスト自転車のことを、当たり前に「電動自転車」と呼んでいます。
ただ、ロードバイクの電動アシストは、あえてE-bikeと呼びたいと思います。
一番の理由はかっこいいからなのですが、ママチャリの電動自転車とは一味違うからです。
ママチャリの電動自転車はバッテリーが切れたら地獄です。
充電が切れた電動自転車は単なる自転車ではありません。
電動用に各部が強化された重たい自転車です。
重石をのせた自転車は、ペダルが重くフィットネスで重たくしたフィットネスバイクのようなものです。
普通の自転車よりも明らかに重たいです。
一方、ロードバイクの「E-bike」は、電動の機構が乗っている分、普通のロードバイクよりは重たいのですが、それほどの重量ではありません。
仮に充電が切れても、少し重たいロードバイクです。
ママチャリよりは明らかに軽く、それほど負担ではありません。
■バッテリーには大きく分けて2種類ある
バッテリーはざっくりと分けると2種類あります。
簡単です。
「重たいバッテリー」と「軽いバッテリー」です。
誰もが軽い方が良いと思うのですが、軽い方が高価なのです。
一昔前までは、原付バイクに使われている鉛バッテリーが入っている自転車用のバッテリーがあり、これは非常に重かったです。
10kg以上あるバッテリーだったので、充電が切れたら本当に大変でした。
200回程度で充電できる量は半分になり、交換が必要でした。
価格は1万5000円くらいから10万円くらい。
人気が良かったわけではありませんが、当時はこれしかありませんでした。
それに対して、最近のバッテリーはリチウムイオン電池が使われています。
リチウムイオンバッテリーは、従来のバッテリーに比べて軽く、省スペースです。
詳しい話は別の機会にお知らせしたいと思いますが、ニカド電池・ニッケル水素の様に充電を繰り返すと段々充電が弱くなる弱点がほとんどありません。
技術革新はすごいものです。
価格は、やはり1万5000円くらいから10万円位のものまであります。
適用の形や、電池容量で値段が変わってきます。
走行距離を考えつつ、多少の劣化も考慮して、十分な容量のバッテリーを選びましょう。
■バッテリーは本体から取り外せないといけない
少しE-bikeに興味を持っていただいたところで、絶対に注意していただきたい点があります。
それは、バッテリーのマウントタイプです。
大きく分けて2種類あるのですが、「内蔵タイプ」と「外装タイプ(取り外し可能タイプ)」です。
内蔵タイプは、自転車のフレーム内にバッテリーが内蔵されているもので、充電の時も取り外せません。
つまりどうなるかと言うと、充電のたびに家に自転車を持ってきて、充電するようになるのです。
どんなにきれいに乗ってもタイヤは汚れます。
玄関よりも上に上げる場合は、タイヤをきれいに洗う必要があり、毎日充電するとなると、毎日タイヤを洗うことになります。
あなたが、自由に使える広いガレージをお持ちで、自転車は毎日ガレージに入れられるのならば問題はないのですが・・・
バッテリーは、絶対自転車本体から取り外しができる必要があるのです。
自転車本体は鍵をかけて自転車置き場に、バッテリーは持って帰ってリビングで充電して、翌日使う。
これがベストな使い方です。