ICAN製ホイールのalphaシリーズとalpha proその違いは⁉どちらがお得⁉

によって nicole hu で September 26, 2022
alpha とalpha proの違い
どんなものでも日々進化しています。ICANのホイールも進化していました。

進化したとどんなふうに変わったのか、気になります。


違いを明確にして価格がどれくらい違うのかはっきりしてみたいと思います。

その上でどちらがいいのか筆者的に考えてみます。

ちなみに、忖度なしです。


■alphaシリーズホイールの新旧シリーズとは

まず、ホイールが新しくなっていたのですが、従来品が「Alphaシリーズ」で、新製品が「Alpha proシリーズ」です。


「pro」中々心を惹くネーミングです。

ただ、名前よりも中身。

しっかり比較したいと思います。


■仕様比較

仕様表を比較してみます。

まずは、「Alpha40」と「Alphha40pro」の比較をしてみます。

こちらのページでご確認いただけます。


色々なページを見比べるのは大変なので、仕様表の比較をこちらにも貼っておきます。

 

型式 Alppha 40 Alppha 40 Pro
タイプ カーボンロードバイクセット
素材 100%カーボン繊維東レT700
サイズ 700C
リム 仕上げ:UDMatt スポーク穴数:20/24 幅:外幅25mm
ハイト 40mm
プロフィール クリンチャーチューブレスレディ
ハブ Novatec F428SB-SL/A291SB-SL
スポーク Pillar SA1423スポーク
スポーク数 フロント:20 リア:24
スポークテンション フロントホイール:15N リアホイール13-20N
スポークパターン フロント:ラジアル リア:ドライブ型 2クロス 半ドライブ側 ラジアル
ニップル 合金 カーラー:ブラック
カセットの互換性 Shimano 10/11速
ホイール重量 合計1530±20g フロント:660g リア:870g 合計1421±20g フロント:611g リア:810g
ブレーキ面 3Kカーボンブレーキトラック
体重制限 254lbs/115kg
保証期間 2年間
付属品 スキュワ―1セット カーボン用ブレーキパッド
梱包サイズ 81.5cm×17.0cm×65.5cm

 

単に「Alpha」と書かれている方がリムブレーキ用で「ディスク」と書かれている方が、ディスクブレーキ用ですね。

どちらもサイズが豊富です。


ハイト86などはかなり存在感がありますね。


新旧どちらもカーボン製のロードバイク用のホイールセットです。

サイズも両方700C。普通です。汎用性が高そうです。


ハイトも両方40mm。

「Alpha40」とか「Alphha40pro」とかの「40」はハイトの高さを示しているようですね。

これが分かると、自分が欲しいのがどれかすぐに見つけられそうです。


そうなると、「無印」と「pro」の違いが益々気になります。


ハブやスポーク同じですね。

スポークの数、テンションも同じです。


ニップルも同じ。


違うところを発見しました。

それは、製品重量です。


「無印」がフロントとリア合計で、1530±20g。

「pro」の方は、1421±20g。


その差は、109g!


109gも軽くなったと考えると、全体の7%も軽くなっています。

軽くなっているのはとても嬉しいことなのですが、軽いということはその分、使っている材料が少ないということ。


全体の7%も少なくなって大丈夫なのかと考えてしまいます。

ところが、「無印」も「pro」も耐荷重が115kgと変わっていないのです。


これは形状などの工夫で実現したのではないかと推察します。

7%軽量はかなり大変です。

どれくらい大変かと考えると、体重60kgの人が、4.2kg痩せる様なものです。

どれほど大変か伝わったでしょうか。


しかも、単に軽くするだけではなく「単に軽量を追い求めるのではなく、充分な実用性を考慮した上での軽量化」を目指したというのがカッコイイな、と思いました。


価格差も見てみたいところです。

2022年9月某日での価格は、「無印」75,000円、「pro」84,000円。

その価格差、9,000円。

これが高いか安いかは価値観の問題だと思います。


一般の方だと100gはそれほど重要ではないかもしれません。

ただ、プロの方には9,000円違うだけで100g軽くなるなら安いものと考える方もおられるでしょう。


※価格は一例です。

セールス期間などで価格が変わることがあります。

予めご了承ください。


さて、それぞれのシリーズの重さは一覧表にまとめました。

 

型式:合計重量 型式:合計重量
40 Alpha40:1530±20g Alpha40pro:1421g±20g
45 Alpha45:1550±20g Alpha45pro:1488g±20g
50 Alpha50:1563g Alpha50pro:1476gg
55 Alpha50:1595g Alpha50pro:1521g
35ディスク 1591±20g 1499±20g
40ディスク 1530±20g 1421±20g
46ディスク 1708±20g 1610±20g
50ディスク 1704±20g 1594±20g
55ディスク 1729±20g 1651±20g

 


軒並み軽くなっているのが分かります。

いずれも耐荷重は変わっていません。

これは間違いなく進化だと思います。


alphaシリーズのいいところ

このシリーズのホイールの注目点は、材質です。

TORAYのT700カーボンファイバーが使われています。

やはり、我々日本人にとって日本製というのは一定以上の信頼性があります。


後は、筆者はリムブレーキ派なのですが、どうしてもリムが傷ついて行きます。

ブレーキトラックが高温になるのですが、カーボンホイールの弱点であるブレーキの耐熱性能が向上されているのです。


ディスクブレーキの方は傷とは無縁で羨ましいです。

全モデルともクリンチャーもチューブレスも両方が使えます。

そして、安心感としては「2年保証」が付いている事ではないでしょうか。


ただ、ICANは海外企業です。

海外の工場での修理の場合、送料などはどうなるのでしょうか。

「ICANは、通常の使用で生じた万一の製品トラブルに責任をもって対処します。日本国内、または本社において、修理・交換を当社送料負担でおこないます」と明確に記載されているので、本当の意味で安心できる2年保証だと思います。


品質の面においては、「UCIの認定」も挙げられると思います。

一般の方だと馴染みが少ないかもしれないUCIですが、日本語では「国際自転車競技連合」と訳されます。


簡単に言うと、大きな大会を運営している国際的な団体だとお考え下さい。

そこで認定されているということはそのレースで使用できるだけの品質であるということです。

付け焼刃ではこうはいきません。


後は、最後に一番厳しい判断をされるのはあなただと思います。

ぜひ、手に取って、愛車に組み込んで乗ってみてご判断されてみてください。


外部ライター:奥野 晃一

▲日本倉庫から配送のICAN Alpha シリーズ一覧表 

 

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