自転車のタイヤの空気がゆっくり抜けてしまう理由と対策

 自転車はチューブに空気が入っていて、チューブに穴が開くとパンクという状態で空気が抜けます。

それとは別に、ほんの少しずつ空気が抜けていく現象が起きます。

そして、その原因がわからずに困っておられる方が多そうなので、原因と対策をお知らせします。

普通のパンクとの違い

普通のパンクはチューブに穴が開いていて、そこから空気が漏れています。

タイヤを取り外して、空気を入れ、膨らませた状態で洗面器に貼った水の中に入れれば穴が開いた場所から空気が漏れてくるので、パンク個所は比較的すぐに分かります。

ところが、ステルスパンクは、パンクしている箇所を探そうとチューブを水の中に入れても、空気の漏れが無いのです。

一つは穴がすごく小さい場合に起きるのですが、洗面器にボチャンとつけただけでは気泡が出ない程の小さい穴という場合もあります。

この時は、チューブをさらに膨らませて、洗面器の水に10秒から20秒ずつつけてわずかな気泡も見逃さない方法で発見できることがあります。

 

今回お知らせする空気が抜ける現象は、この方法でも見つからないくらい空気抜けが静かな場合です。

一般的に空気が抜ける原因と対策

シティサイクル(ママチャリ)の場合、チューブのバルブは「英式バルブ」と呼ばれるバルブで、ムシゴムの劣化が一番怪しいです。

自転車タイヤ空気

ムシゴムは安い部品ですし、100円ショップでも売られているようなありふれたものなので、色が変わっていたり、ひび割れがあるようだったらすぐに新しいものに交換してみてください。

 

後は、バルブがホイールの中で動いてしまい、バルブ自体から空気が抜けることもあります。

これは修理できないと思うので、チューブを交換しましょう。

 

レース用のラテックスチューブなど、かなり薄いチューブを使っている場合は、空気の抜けはかなり早いです。

一晩で1気圧(1bar)から3気圧(3bar)くらい抜けます。

 

一般的に以下のような圧力で使用しますので、仮にロードバイクで7気圧(7bar)の空気圧に調整したとしても、一晩経つと6気圧(6bar)とか種類によっては4気圧(1bar)まで下がってくるということになります。

 

  • 一般的なタイヤの適正圧力

ロードバイク:90~125psi / 6.2~8.6bar

クロスバイク:65~100psi/ 4.5~6.9bar / 450~690kPa

マウンテンバイク:30~50psi / 2.1 ~ 3.4bar

ママチャリ:44psi/3bar/300kPa

 

ヘリウムが封入された風船は浮くので子供の頃、買ってもらった経験はないでしょうか。

あれも一晩したら萎んでいて、地面に落ちていたという経験があるでしょう。

ゴムには顕微鏡で拡大すると、多くの穴が開いています。

自転車タイヤ空気

空気を入れるとその穴は広がり、空気は抜けやすくなります。

言うならば、全てのチューブは常に微量ずつ空気が漏れ続けているのです。

新品の自転車でも半年、1年放置していたらタイヤの空気は抜けているでしょう。

 

特に軽量チューブは厚さが薄いのでその抜け量が顕著なのです。

これは宿命なので、日々空気圧を管理するしか方法はありません。

 

ロードバイクでパンクしにくくする走り方

  • 道の隅っこを走らない

まずは、道を走る時側溝の上を走っていないでしょうか。

自転車タイヤ空気

 

側溝のふたの上を走ると振動があり良くないのと、道路上のガラス片やゴミなどは排水溝に流れていきます。

つまり、側溝の上は障害物が多いのです。

 

道路の端ギリギリを走る癖がついていると、自転車はパンクしやすいです。

自転車は車道の白線付近か、白線よりやや道路中央を走るとパンクしにくいです。

※交通状況など確認しつつ安全に走るようにしましょう。

 

その点、自転車用道路は側溝も凹凸がないように整備されていますし、安全に走りやすいです。

道路が青く塗られているタイプやアロー(矢)が書かれているタイプがあります。

タイヤ自転車空気

 

  • 段差や障害物は飛び越えて負荷を軽減

車道から歩道に乗り上げる際の段差や、極端な話、道の上の障害物を乗り越えないといけない場合は、そのまま走るのではなく、飛び越えるイメージで前輪を持ち上げましょう。

 

道を走っていてアスファルトが盛り上がっていたり、穴が開いていたり、平たんでない場所はいくらでもあります。

それを何もせず普通に通り過ぎるのと、飛び越えるつもりで前輪を持ち上げるのでは、タイヤにかかる衝撃が大きく違います。

 

タイヤはチューブがあり、中に空気があるので多少はクッションの役目を果たしますが、ぶつかる時の瞬間的な変形は想像するより大きいです。

そのため、何度も障害物を乗り越えていると、リムバンド(リムテープ)が劣化してチューブを傷つけパンクの原因になります。

 

また、チューブ自体がタイヤ内で動き、リムの穴とバルブの位置が悪くなるとギロチンの要領で横からの力が加わり続け、空気が漏れるようになってきます。

 

このように、日々のロードバイクの乗り方や走っている場所によってもパンクの予防は可能です。

 

外部ライター:奥野 晃一

 

  • Feb 09, 2022
  • カテゴリー: News
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