ハンドルバーエクステンションの必要性と効果
今回は、ハンドルバーエクステンションを実際に使ってみて、必要性と効果についてお知らせしたいと思います。
ハンドルバーエクステンションとは
「ハンドルバー」とは、所謂ハンドルのことです。
そこに「エクステンション」を付けるということは延長ハンドルを付けるということで、ハンドルのスペース以上に付属品を取り付けることができるのです。
■ハンドルバーエクステンションの重量
ロードバイクやクロスバイクのようにスポーツタイプにオプションを取り付ける場合、その重さも考える必要があります。
フレーム、ホイールでどれくらい軽くできるかとお財布と相談することになると思います。
オプションで1kg、2kgと重たくしてしまうと本末転倒です。
1つ1つのオプションはそれほどでもなくても、色々取り付けて合計では1kgを超えることはあり得るのです。
今回のハンドルバーエクステンションは44gでした。
費用対効果を考えればまあまあではないでしょうか。
固定のブラケットは、アルミニウムに黒アルマイトみたいです。
しかも、黒アルマイトでも艶消しなので高級感があります。
加えて言うと、表面がツルツルではないです。
薬品処理をしているか、ブラスト処理をしているのか、小さな凹凸がありこれも高級感があります。
自分で加工屋さんに頼んでも絶対にこの価格ではできないような安い値段で売られていましたので、大量生産の勝利だと思います。
ハンドルバーに接する部分は、樹脂パーツが準備されているので傷つけることもありません。
■ハンドルバーエクステンションの取り付け方法
取付方法はすごく簡単です。
ハンドルに樹脂部品を巻き付けて、本体ブラケットを固定すればいいだけです。
なんとなくハンドルバーは左右対称にしたくなるのですが、右寄り、左寄り、中央よりのどれでもOKなのです。
角度も好きに設定できるので、使い方はかなり自由です。
■ハンドルバーエクステンションの必要性
自転車に取り付けるものを考えてみましょう。
・ライト
・サイクルコンピュータ(スピードメータ)
・スマホホルダー
・ベル
スマホとサイクルコンピュータを共用で使うとして、3つも取り付ける物があります。ベルとライトは必須と言えます。
これらを取り付ける理由は、日本の法律が関係しているからのようなのです。
日本の法律では、ベルは自転車に必須です。
緊急時に鳴らすために必要とされています。
(歩道を走る時に人をどけるために鳴らすのは法律違反の可能性が高いです。)
そして、ライトも必要です。
これについては、海外では必ずしもライトを必要としていないみたいで取り付け場所が考慮されていない場合があるのです。
ハンドルバーが常に同じ径ならば色々と取り付けは容易なのですが、テーパ(径が変わっている)が設けてあるのが一般的です。
ハンドルバーエクステンションはバーがフラットなことが多いので、取り付けがしやすくなっているのです。
■ハンドルバーエクステンションの効果
ハンドルに色々な物を取り付けることができるのは一つの効果なのですが、その取り付け角度についても有益なことがあります。
例えば、ハンドルにそのままスマホを取り付けた場合、コラムのトップキャップが邪魔になってある程度の角度よりも浅くしか取り付けられないことがあります。
画像の①では、トップキャップにスマホの下部の金具が干渉して傷が入っていたのです。
ちなみに、②は、ライトの固定ブラケットですが、テーパ部分に固定していたので、締め付けると滑り止め用のゴムがズレていました。
ズレない様に取り付け位置をずらせばいいのですが、今度はバーの径がテーパになっていて、位置的に固定できないのです。
スマホをできるだけ立てて固定したい理由は、ドライブレコーダーのアプリをスマホで使いたいのです。
取り付け角度が浅いと地面しか写りません。
ハンドルバーエクステンションならば、左右の好きな位置、好きな角度で取り付けができるのです。
ライトは取付けに関して横幅が必要です。
従来のハンドルに取り付けると、テーパ部分が多いので取り付けできる位置が決まってしまうのです。
筆者は、ライトをなんとなくですが、中央に取り付けたいと考えています。
この時も好きな場所に取り付けることができます。
■ガチレビューだから分かる注意点
これだけでは一般的な情報にすぎません。
実際に取り付けてみると、やったからこそわかる注意点などが自然と出てきます。
- バーハンドルの径に適合したエクステンションを選ぶ
事前にバーハンドルの径を計っておくといいでしょう。
多くのハンドルは中央と両端で径が違います。
商品によっては、取り付けられる場所が限られることがあります。
筆者も今回ハンドル中央に取り付けようと思ったら、径が太すぎて画像の位置に取り付けることになりました。
画像では①が細いところ、②がテーパ部分、③が太いところです。
- 取り付ける物の対応径を確認
既に取り付けているものがエクステンションを取り付けることで取り付けられなくなることを予想していませんでした。
ハンドルのバーの径とエクステンションの径は必ずしも同じではありません。
事前に確認して、エクステンションの径にも適合しているか確認しておきましょう。
一応、完成品はこのようになりました。
あまりたくさん取り付けるとそれぞれの自重にブラケットのマウント力が耐えられず、好きな角度を維持できなくなることがあります。
ご注意ください。