クロスバイクのハンドルグリップ方法の種類と特徴

によって nicole hu で June 25, 2022
クロスバイクとは、ハンドルが横一文字でストレートハンドルが一般的です。

通勤・通学でも平坦な道で、曲がり角も少なくて、交通量も安定していたらブレーキや安堵リングがあまりないので、ハンドルの握り方を少し変えたくなります。

 

人間同じ姿勢は疲れるようにできているようです。

運転が長時間になる程、違う姿勢に変えたくなるようです。

 

ただ、クロスバイクと言えば、ロードバイクと違ってハンドル形状が単純です。

どんなバリエーションがるのか、筆者の実体験と共にどのような特徴があるのかお知らせしたいと思います。

 

自転車の雑誌などには「フラットハンドルの握り方は1種類」と書かれていることがあります。

これは間違いです。

実際に乗って、

 

  • スタンダード

もっとも一般的な握り方です。

「もっとも一般的な握り方」ということで、ここではスタンダードと呼びましょう。

 

一番自然な姿勢で握ることができて、グリップ性も高いです。

掌の負担も少なくて一番楽な姿勢だと思われます。

重心の位置はグリップの中心です。※画像の赤いドットの位置。

自転車ハンドル握方

ブレーキレバーに指も届きますので、とっさに横から人や車が飛び出してきたとしても迅速にブレーキをかけることができるでしょう。

安全性も高く最もおすすめの握り方だと言えます。

自転車ハンドル握方

  • サイドグリップ

スタンダード的な握り方の少しだけのアレンジで、よりハンドルの端点に重心を移動させた握り方です。

 

グリップ性も上のスタンダードとほぼ変わらないので握りやすさも変わらないです。

スタンダードの握り方のままでいいのならばいいのですが、長時間の運転の間に手が疲れてきます。

少しだけ重心位置を変えるだけで掌の負担がだいぶ解消します。

 

通常は同じ姿勢で運転していたら、無意識に少しだけ違う握り方をしてしまうものなのですが、疲れることを認識したうえで意識的に握り方を変えることで疲れは軽減しやすくなるのです。

 

フィンガーグリップ

ハンドルを指だけで握るようにして握ります。

掌を使わないでグリップを握る握り方です。

 

大三間接の部分、掌の豆の部分をハンドルのグリップに乗せます。

上半身の体重はそんなにかける態勢で張りません。

指だけなので、体重はかけられないのです。

自転車ハンドル握方

 

上半身はしっかりグリップしたより少しだけ起こす体制なので、上半身の姿勢も少しだけ変えることができます。

ストレス解消効果があります。

 

エンドグリップ

ハンドルの端点を握ります。

重心はハンドルの端点に来ます。

自転車ハンドル握方

 

スタンダードとはまるで違う握り方なので、ストレスの回避が期待できます。

この時、ブレーキレバーは親指で握るようになります。

もしかしたら、スタンダードのグリップ方法では人差し指、中指で握るのに対して、親指で握るのは不安になるかもしれません。

 

それでも、実際に運転してみたら分かりますが、かなりスムーズに運転できます。

安全性に問題は無いようです。

 

指ごとの握力を測定したデータは少なくて、調べてみても明確なものは無かったのですが、人差し指、中指、薬指、小指の順に握力が強いみたいです。

親指単体の握力や他の指と比較したデータがないので一概に言えませんが、いくつかのデータを組み合わせると、親指と人差し指のそれぞれ単体の握力は同じくらいみたいです。

 

つまり、スタンダードの握り方の人差し指だけで握るくらいの感覚で、親指でもブレーキレバーを握ることができます。

 

この時、掌の1点(掌左右各1点、合計で2点)で上半身の体重を支えてしまうので、長時間この体勢だと掌の負担が大きくなってきます。

 

それを解消させるのが、「バーエンド」と呼ばれる延長ハンドルだと思います。

使った感想は、使った人にしか分からないと思いますので、レビューのためだけに注文してみました。

後日の記事で使った感想などお知らせしたいと思います。

 

掌乗せ

普通にグリップしている様なのですが、もっと広い範囲でブリップと接触しています。

それにより、掌にかかる圧力も低くなり、掌の負担の軽減になっています。

 

ブレーキレバーも包むように握っているので、有事の際にはすぐにブレーキをかけることができて、安全性も全く問題ありません。

ブレーキレバーを握るのは人差し指ではなく、中指のイメージです。

 

親指外し掌乗せ

上記の掌乗せよりも、もう一段階緩い感じでハンドルを握る方法です。

握ると言っても、親指がハンドルにかかっておらず、グリップ力はほとんどありません。

この状態で急ブレーキをかけたり、仮に自動車などとぶつかった場合は、運転者は前方に帯出してしまうでしょうから、安全性も高くないでしょう。

 

ただ、自転車の場合、しっかりハンドルを握っていたとしても事故などの場合は運転者は前方に投げ出されるでしょうから、どの程度悪いのかは比較が難しいところです。

 

長距離運転するときで、郊外など脇道が少なく、横から人や自動車が飛び出してくる可能性が低かったり、見通しがいい場所で安全性が確保できている場所などで、掌への負担を和らげるときに使えます。

 

ブレーキレバーには指がかかっているので、ブレーキをかけることもできます。

ただ、親指がハンドルにかかっていないので、少し握りにくいかもしれません。

 

まとめ

このように、フラットバーで握り方は一種類に思われているクロスバイクですが、細かな握り替えでストレスの軽減は可能です。

ロードバイクのように全く違う握り方は、少し難しいですが、クロスバイクにはクロスバイクの回避方法があるのです。

 

そして、オプションでセンターバーやエンドバーを追加することで、もう少しバリエーションを増やしたり、安全に握れるようにしたりすることもできるのです。

 

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外部ライター:奥野 晃一

 

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