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自転車のタイヤの交換時期を見極める

タイヤ交換の目安 自転車のタイヤの交換目安は、多くのサイトを見ても「3年」とか「3,000km」とか書かれていて、自分の自転車のタイヤに交換する必要があるかよく分かりません。   例えば、通勤や通学で片道5km走るとして、1日に往復で10kmとなります。 年間250日くらい通勤・通学するとして、雨の日は自転車に乗らないとしたら、年間に150日くらい自転車に乗るでしょうか。   10km×150日=1,500km   つまり、2年くらいで3,000kmに到達します。   そして、ここであまり知られていない情報ですが、タイヤを一番劣化させるのは摩耗ではありません。 一番の敵は「紫外線」です。   筆者は機械設計者なのですが、屋外で使う機械は樹脂部品やゴム部品の劣化が激しいです。対策にいつも苦労しているので、経験としてよく知っているのです。   紫外線は、ゴムを科学的に劣化させます。 割れやすくなったり、摩耗しやすくなったり、悪い影響を受けます。 対策するとしたら、日に当たらない場所に駐輪したり、UVカットの自転車カバーを使ったりすることで劣化を軽減することができます。   交換するときにチェックすること タイヤの交換時期を見極めるのは難しいです。 明らかに劣化している物は論外として、境目となるような判断は難しいと思います。 今回は、微妙なラインの実例がありますので、画像と共にお知らせします。   調べてみるとリム部分に亀裂が入っていました。   亀裂が入ってサビが少し見えています。 ちなみに、これは前輪です。 後輪のタイヤにひび割れはないようでした。   交換の時は、タイヤだけでなくハイト部分も何とかしないといけないのかもしれません。   タイヤ自体に亀裂が入っています。 どの程度深い亀裂か見極める必要があります。   画像でも分かると思いますが、亀裂の隙間から編み込んだワイヤーのような物が見えます。 これは、ケーシングと呼ばれるタイヤの形を作っているものです。   普通は、摩耗してケーシングが見えてくるものですが、亀裂でいきなりケーシングの部分まで来ています。   これは交換した方がいいでしょうね。   いきなり「交換した方がいい」という結論に達してしまいましたが、前後のタイヤの溝もチェックしておきたいと思います。   後輪のタイヤの状態です。   多少擦り減っているものの、溝はまだ目で見て確認できるので、交換はもう少し先でもいいかもしれません。   前輪のタイヤの状態はこちらです。   タイヤの摩耗もあまりなく、このまま使って問題なさそうです。 前輪と後輪を比較すると、筆者の場合は後輪の方が減りが早いようです。   ■タイヤを選ぶ さて、前輪はタイヤの側面に亀裂があって、後輪は多少摩耗がある状態でした。 前輪は交換必須として、後輪は判断に悩む感じです。   しかし、前輪のタイヤを交換するので、合わせて後輪も交換する方がいいと判断しました。   さて、前後のタイヤ交換をすると決めたら、まずは自分のタイヤのサイズを調べましょう。   タイヤのサイズは、タイヤの側面に書かれています。...

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ハンドルエクステンションバーの情報を最新に更新

  世の中には、日々良い商品が発売されていて、ある時最高だと思っていた商品よりもさらに優れた商品が出てくることがあります。   もちろん、それまで存在は知っていたけれど、試す機会がなくその真価に気付けなかった商品もあるでしょう。   今回は、そんな商品の一つで、ハンドルエクステンションバーで以前ご紹介したものより優れたものに出会ったので、ご紹介です。   ハンドルエクステンションバーとは その前に、ハンドルエクステンションバーとは何かとその必要性についてお知らせします。   ハンドルエクステンションバーとは、ハンドルに取り付けるバーのことで、ライトやベルなどを取り付けます。   取り付けるだけならば、ハンドルで良さそうです。 重くなるのにわざわざ追加してバーを取り付ける必要なんてなさそうに思えます。   一つは、ハンドルバーのテーパです。 太さが一様ではなく、傾斜して細くなっている部分があります。 ここにはほとんどのものが取り付けられません。   図で見ていただくとよく分かるのですが、テーパのない「OKエリア」は意外と狭いのです。 そして、右側に変速機のレバー、左側にベルなどが付いていると、ライトやスマホホルダーを取り付ける場所がないのです。   そして、エクステンションバーは全面がフラットです。 取り付けることができるものが格段に増えるのです。   このタイプの優れたところ 以前ご紹介したのが、画像のようなタイプです。 小さいし、軽いのでとても便利に思えました。 実際取り付けてみると、フラットバーのエリアが格段に増えて、いい商品でした。   ところが、実際に自転車に乗り続けていると、ロードバイクやクロスバイクの場合、速度が出ます。 ブレーキをかけた時の衝撃で角度が変わってしまうという弱点が見つかりました。   エクステンションバーが44g、スマホが約200g、スマホホルダーが150g、ライトが100g、ベルが50gと合計約550gの物が取りつくので、ブレーキの時など慣性の法則で前に傾こうとするのです。   高校生の時に習ったF=ma(m:質量、a:加速度)を思い出してください。 時速30kmから3秒で停止するとしたら、加速度は-10km/h/sとなります。 単位を変えると、-2.8m/s2。 重さは上記より0.5kgとします。(計算が簡単なので) つまり、F=1.4kgで前に押しているということ。   ちなみに、1秒で止まるとしたら、4.2kgの力がかかります。 1.4kgならばなんとか大丈夫そうですが、4kgを超える力が、こんな小さな部品にかかると角度くらいは変わりそうです。   実際には、回転運動なのでトルクで計算する必要がありますが、簡単に計算するために直線の運動で考えてみました。   新しいエクステンションバーとは 新しいエクステンションバーはこれです。   ハンドルを固定しているステムの固定ねじを2本取り外して、共締めで固定する機構になっています。   これだとねじでしっかり固定できるので、かなりの急ブレーキでも一切動きません。 製品重量なのですが、90gと前回の物よりは重たく約2倍です。 今回の部品は全てアルミ製でした。 前回はアルミ+樹脂製なので軽かったようです。   それでも、角度が変わってしまう心配をせずに運転できるようになったので、よかったと思っています。 心配事があると安心して運転できません。   どんなものを取り付けるのか さて、新しくなったエクステンションバーにどんなものを取り付けるのかも見てください。  ...

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リムハイト:バイクパフォーマンスの決め手と選び方

リムハイトは、ロードバイクの性能において決定的な要素の一つです。これはリムの高さを指し、その選択はバイクの挙動や乗り心地に大きな影響を与えます。本記事では、リムハイトに焦点を当て、その特徴と選び方について詳しく探ります。そして、ICANの進化した製品ラインナップも紹介します。 リムハイトの基本知識 低プロファイルリム: 低プロファイルリムは、その名の通りリムの高さが比較的低いものを指します。一般的には20mm〜30mm程度の高さがあります。低いリムハイトは軽量であり、風の抵抗が少ないため、登坂や加速に向いています。また、風の影響を受けにくいため、安定感があります。 ミッドプロファイルリム: ミッドプロファイルリムは、30mm〜50mm程度の高さを持つものです。この中間の高さは、登坂性能とエアロダイナミクスのバランスを取りたいサイクリストに適しています。風の抵抗に敏感ながら、高い安定感も持ち合わせています。 ハイプロファイルリム: ハイプロファイルリムは50mm以上の高さを誇ります。これはエアロダイナミクスを最大限に活かすための設計であり、風の抵抗を削減して高速巡航をサポートします。ただし、風の影響を受けやすいため、風向きや状況に注意が必要です。 リムハイトの影響 エアロダイナミクス: リムハイトはエアロダイナミクスに直結します。ハイプロファイルリムは風を切る効果が高いため、直線的な高速走行において優れた性能を発揮します。一方で、低プロファイルリムは風の影響を受けにくいため、登坂や変動の多い走行に向いています。 横風への対応: ハイプロファイルリムは横風に対して影響を受けやすい傾向があります。特に強風時には安定感が損なわれることがあります。逆に低プロファイルリムは横風への対応が優れており、安定感を維持しやすいです。 重量と加速性能: 低プロファイルリムは一般的に軽量であり、その軽さが加速性能に直結します。登坂やスプリントが得意な特性を持っています。ハイプロファイルリムはエアロダイナミクスを重視するため、一般的にはやや重量がかかりますが、高速巡航時のパフォーマンスが向上します。 リムハイトの選び方 ライディングスタイル: 自分の主なライディングスタイルに合ったリムハイトを選ぶことが重要です。長距離ツーリングや登坂がメインの場合は低プロファイルが適しているかもしれませんが、レース志向や高速巡航を重視するならハイプロファイルが良いかもしれません。 ICANの進化した製品ラインナップ ICANは常に最新の技術と素材を駆使し、自転車ホイールの製造において進化を続けています。現在の製品ラインナップには、35mmから86mmまでの様々な高さのリムが揃っています。これにより、サイクリストは自身のライディングニーズに合った最適なホイールを選択できます。 ICANのホイールは軽量でありながらも頑丈な構造を持ち、最新のエアロダイナミクスを取り入れたデザインが特徴です。耐久性とパフォーマンスを両立させた製品は、多くのサイクリストから高い評価を得ています。さらなる進化を遂げたICANのホイールで、新たなサイクリングエクスペリエンスをお楽しみください。

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