フィーチャード ロードバイクとママチャリはどこが違うのか→全く違う乗り物
生活が変わったタイミングで交通手段を変える方が多いようです。近年の自転車ブーム、健康ブームにより、自転車は注目の交通手段と言えます。 国や県が自転車専用道路の整備を進めるなどしている事も後押ししています。 どうせ乗るならカッコイイスポーツ車に乗りたいところですが、初めてのスポーツ車は今までの自転車と何が違うのか気になります。 そこで、スポーツ車(ロードバイク)と一般車(ママチャリ)と何が違うのかまとめました。 重さが違う 一番の違いであり、効果が大きいのは重量だと思います。 一般的なママチャリは、15kg~20kg程度あります。 それに対して、スポーツ車のクロスバイクで10kg~13kg程度。 ロードバイクに至っては6kg~10kgとママチャリの半分くらい物もあります。 ママチャリが当たり前と思っている方の多くの方は「軽いと何がいいの?」と疑問を持たれます。 この軽量さがペダルを漕ぐ重さを劇的に軽くして、自転車が進みやすくしているのです。 つまり、ママチャリと同じ力で漕ぐとしたら、楽に速く長距離走ることができるようになるのです。 形状が違う 世界の一般的な形状の自転車はフレームが三角形をしています。 これは「トラス構造」と言って三角形にすることで強さが得やすい形なのです。 建物を建てる時にも使われるものなので、その信用性が分かります。 一方で、ママチャリは筆者が調べてみた限りでは、日本独特のものみたいです。 特徴的なトラス構造は簡単に強い形になる一方で、自転車に乗る時にフレームを跨ぐ必要があり、足を高く上げる必要があります。 ママチャリはその名の通り女性用、特にお母さんのために開発された自転車です。 フレームの梁をなくしてその代わりに逆三角形の横が無い分、Vの形を強化するようにして強度を確保しました。 強度を落とさずに乗りやすさを重視した分、車体は重たくなってしまっています。 これは、多少重たくてもママは近所のお買い物くらいにしか自転車を使わないという割り切った考えがあったのかもしれません。 現在では多様性の世の中なのですが、ママチャリの原型が開発されたのは1975年前後で50年以上前の話になるみたいです。 現在では、女性も多くスポーツ車に乗られていますし、自分が好きな自転車、自分のライフスタイルに合った自転車、自分に合った自転車を選ぶのが良いでしょう。 タイヤの大きさと細さ ロードバイクなどのスポーツ車は、タイヤ(ホイール)のサイズがほぼ決まっています。 スポーツ車のホールサイズは700cと、ママチャリで言うところの27インチ相当の大きさになっています。 ホイールサイズは同じでも、フレーム自体に、サイズが細かく設定されていて、身長を目安に自分に合った物を選びます。 身長によって8段階くらいに分かれていたり、SS、S、M、L、XLなどに分かれていたり、メーカーによって表示が違うようです。 デザイン重視で、自分に合った物を探すのがロードバイクなどのスポーツ車の選び方です。 一方、ママチャリは20インチ、24インチ、26インチ、27インチくらいの中から選ぶことになると思います。 それぞれのホイールサイズで選び、座った時に両足が届くかどうかでサイズを選ぶと思います。 同じデザインで、20インチと24インチのものがあることは少なく、サイズ重視で選び、デザインはあまり重要視しないのがママチャリではないでしょうか。 ギアの数が違う ギアの数がスポーツ車とママチャリでは劇的に違います。 ママチャリの場合、変速機が付いていないものもありますし、ついていても5段か6段くらいが一般的です。 遠くまで行かない仕様なので、漕ぎだしが重かろうが軽かろうがあまり気にしないのがママチャリです。 ロードバイクは、後輪に12段、クランク側の段(チェーンリング)に3段付いているものが一般的です。 その為、前3段×後ろ12段=36段の切り替えができるのです。 これにより自分の好みの段が使えます。 ママチャリが基準の方の場合「そんなに段が多くてどうするのか」と思われるかもしれません。 36段あるとして、その全てを使う人は少ないと思います。 漕ぎだしに適した段、坂を登る時に適した段、スピードが乗った時に楽に速く走る段など使い分けます。 ママチャリの場合、加速の時などもう少し強い段が欲しいと思い、切り替えると今度は強すぎて、やっぱり落としたりした経験はないでしょうか? ロードバイクでは、自分にちょうどいい段があると考えると良いかもしれません。 ハンドルが違う ママチャリは、独特のM字形状のハンドルです。 持つところは両脇の各1か所のみ。 一方、ロードバイクはドロップハンドルという独特の形状のハンドルをしています。 ママチャリ基準だと考えられないかもしれませんが、グリップポイント(握る所)は少なく数えても各3か所、その上、もっと違う握り方もできます。 右手と左手は同じ場所を握るのが一般的ですが、色々な場所を握ることができると、走りによって持ち手を変えることができ、楽なのです。 早く走りたいときは、身体を前傾姿勢にしやすいポイントを握ります。 スピードをとして、楽に走りたいときは体を起こして走るので、ストレート部分を握ったりするのです。 余計なものが付いていない ママチャリに付いていて、当たり前と思うものがロードバイクには付いていません。 泥除け、発電機、荷乗せ、カゴ、スタンド、などなど。 高い自転車なのになぜ別売りなのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。 楽に、速く、遠くに走ることに特化したロードバイクには、重たくなるものは余計なものなのです。 クロスバイクの場合、泥除けを付けたり、カゴを付けたりされる方もおられます。 全ては自分に都合のいいようにカスタマイズすることができるのがスポーツ車なのです。 まとめ ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車は、ママチャリとは似ていても違う乗り物と考えた方が理解が早そうです。...
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詳細を読むロードバイクにキックスタンドは必要か
ママチャリとロードバイクを比較すると、価格が安いママチャリに付いていて、価格が高いロードバイクについていないものがあります。
その一つが「スタンド」です。
ロードバイクにスタンドは必要なのか、どんな時に使うのか、はたまた、ロードバイクにはスタンドは不要なのか考えてみました。
ロードバイクのスタンドを使うとき
そもそもロードバイクにスタンド、特にここでは「キックスタンド」に限定して必要なのかどうなのか考えてみたい。
最近では自宅のマンションの駐輪場では自転車専用の置き場が整備されているので、キックスタンドは必要ないことが多いです。
一戸建ての場合は、ご自身で好みの据え置き型のスタンドを準備すれば自転車に付いている必要はありません。
職場や学校の場合、自分の意志で変更することができる確率が減るので、ここに自転車を立てる機構が無い場合は、キックスタンドは必要だと思います。
では、家と学校・職場にスタンドがあれば、ロードバイクにキックスタンは不要なのか。
残念ながら、人はより道をしたり、いつも行く所以外にも行きます。
具体的には、コンビニやスーパーに立ち寄ったり、公園などで休憩することもあります。
その時に、自転車を地面に倒して置くと、フレームが曲がってくるなどの不具合も考えられますし、サドルの側面や、ハンドルの端点に傷が入ったり、破損したりします。
ロードバイクにスタンドが無い理由
逆に、ロードバイクにキックスタンドが必要ない理由を考えてみたいと思います。
まず最初に挙げられるのが、「軽量化」です。
ロードバイクは、1gでも軽くすることで楽に、速く、遠くに走ることができるようになっています。
その為に、高価な材質を使ったり、不要な部品を排除したりしているのです。
もし、使わないのならば、外したい。
取り付けるとしても、できるだけ軽いものを使いたいなど、色々な要望があるはずです。
そこで、完成車を買ってもスタンドが付いていないことがあるのです。
次に、フレーム保護の意味合いです。
ロードバイクによっては、カーボンが使用されていて、キックスタンドを取り付けることで、1か所に応力を集中させていいのかという心配が出てきます。
ロードバイクのスタンドの種類
ロードバイクのスタンドには、大きく分けて4種類のスタンドがります。
室内用のスタンドとして、「縦置き型ディスプレイスタンド」と「折り畳み式ディスプレイスタンド」。
(主に)屋外用スタンドとして、「携帯式スタンド」「固定式キックスタンド」です。
「縦置き型ディスプレイスタンド」は室内にポールの様に垂直の棒になっていて、そこにフックがり、ロードバイクのフレームをひっかけて立てかけるようになっています。
2台まで縦に保管できるようになっていて、狭いスペースで保管できるメリットがあります。
「折り畳み式ディスプレイスタンド」は、コの字型の部品を繋いだような形状で、後輪の軸を支えるスタンドです。
折り畳みなので、使わない場合は、畳んでおけるので便利です。
「携帯式スタンド」は、持ち歩くことができるスタンドで、フレーム中央の下部分を支える機構が多いです。
価格も安いし、自転車を痛めないメリットがある反面、持ち運びは邪魔で横からの風に弱く、倒れてしまうことがあるのが玉に瑕です。
「固定式キックスタンド」はよく見るスタンドで、安くていい半面、フレームを痛める可能性があるのと、軽量化を計っているロードバイクに錘を追加するのはナンセンスだとの考えがあります。
答えは目的と用途によって判断が異なる
結局、ロードバイクにスタンドは必要かどうかと考えると、人により異なるというのが答えになると思います。
自宅と学校・職場に何らかのスタンドがあり、移動中にほとんど自転車を降りない方は、スタンドなしの方がいいでしょう。
そもそも使う機会がほとんどないのですから、わざわざ錘を付ける必要はありません。
長距離のレースや、ツーリングなどの機会が多い方も必要ないかもしれません。
カーボンのフレームで、強度がギリギリまで絞ってあるようなフレームの場合は、むしろキックスタンドは付けたらダメでしょう。
逆に、キックスタンドが必要な方は、ロードバイクを普段使いの方です。
学校や職場に行く途中でスーパーやコンビニに寄る場合は、そこで自転車を立てて置かないといけません。
ツーリングをされる方でも、自転車を置いて休憩したり、写真を撮ったりするでしょうから、その様な使い方をされる方もキックスタンドはあった方が便利です。
駅などの駐輪場を使い場合もキックスタンドは必要です。
最近では、ロードバイク用の置き場を準備してくれている所もあるのですが、全ての場所にある訳ではないですし、既にいっぱいになっていて、使えない場合もあります。
そうなると、自転車が安全に立てて置ける場所を探すことになり、キックスタンドがないと不便です。
あなたも、ご自身のロードバイクの使い方と目的に合わせて、あなたに合ったスタンドを準備されてください。
また、不要な場合は、思い切って付けないのも一つの方法という事になります。
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詳細を読む雨の日でもロードバイクが楽しく乗れる理由と注意点
雨の日にロードバイクに乗るというのは、多くの方が嫌なものなのですが、実際にやってみると、妙にテンションが上がります。
雨天時の自転車の楽しみ方と注意する点についてお知らせします。
雨の日のライドで良いこと
雨の日のライドでは何故かテンションが上がります。
これは筆者だけなのかと思っていたのですが、雨の日のライドを経験したことのあるロード仲間から多数同意の意見が出ました。
さすがにその時メインで乗っているロードバイクで雨の中に飛び出す方は少ないでしょうが、1つ前に乗っていたものなどサブの自転車で楽しんでおられるようです。
雨の日のウェア
シティサイクル(ママチャリ)の場合、レインコートを着たり、傘をさして片手運転だったりする方が多いようですが、主に「濡れないように」する対策のようです。
一方で、ロードバイクの場合、同じレインコートでも「体温が下がるのを防ぐ」ためのもので、割とぴったりしたものが選ばれるようです。
そして、意外に多かったのが、キャップを選ぶ方。
雨の時は、顔に直接雨が当たると目が開けにくいこともあり、視界が確保できずに危険です。
キャップを選び、つばの部分を前に向けることで雨は当たるのですが、目は格段に開けやすくなります。
ゴーグルを併用することで更に雨は目に直接当たらなくなります。
ただ、キャップなしでゴーグルを使った場合、水滴で余計に見えなくなることもあるので注意が必要です。
△ICAN ワイドリムカーボンホイール
雨の日のバッグ
雨の日にバッグを背負って走る場合、バッグ自体が防水性のものを選びましょう。
折角タオルや着替えを持って行ったとしても、バッグごとびしょ濡れになってしまうからです。
防水性の素材でできたバッグを使うとともに、タオルや着替えはビニールに包んでバッグに入れておきます。
雨の日のグローブは重要
雨の時のグローブは重要です。
通常時の、地面からの振動を軽減する意味、ハンドルを握った手が滑らない様にするための意味もあります。
その他、雨に濡れた時の体温の低下の防止、体温低下による握力低下の防止の意味もあります。
この握力はとても重要で、握力が下がると安全に運転できなくなってしまうのです。
雨の日のライト
日常から自転車に乗る時はライトが必要です。
晴れの日の昼間の明るい時は必要ありませんが、夜になって来た時や雨の降っているような時は昼間でもライトの点灯が必要です。
雨の時は特に、防水機能の付いたライトがあった方が安心です。
普通のもの場合水が染みこみ、その後壊れてしまうこともあります。
筆者の調べによると、ネット通販を使って探すと1,000円前後で防水機能付きのライトが買えますので、それほど高いものではないのです。
雨の日はオイルにもこだわりたい
雨の時に自転車のどこが一番先にサビるのか調べたことはありませんが、かなり早い段階でサビてくるのがスプロケットとチェーンです。
スプロケットもチェーンも鉄むき出しではなく、何らかの表面処理がされていてさびにくくはなっています。
ただ、水が付くともらい錆びという他所からもらった錆も発生して、本当の錆に発展することもあります。
ちなみに、表面処理は「めっき」が多く、安価なものだと「黒染め」とか「パーカー処理」とも呼ばれる「リン酸亜鉛めっき」が多いようです。
防さび性は低いです。
「めっき」と書きましたが、厳密には金属表面の性質を変える表面処理なのですが、ここではざっくりとめっきの仲間に入れました。
少し高価なチェーンだとニッケルめっき、無電解ニッケルめっきなどのめっきが使われることもあるようです。
どちらもクロムを含むめっきで、表面に傷が入りにくくする効果もあり、上記のリン酸亜鉛めっきよりも丈夫です。
ニッケルめっきと無電解ニッケルめっきだと、どちらも銀色なのですが後者の方が強く、精密な部分に使われるめっきとなります。
これらを錆から守るためには、オイルが重要です。可能であれば雨の日に乗る前に、それがだめなら運転が終わった後に少しでも水分を飛ばした後、オイルを塗布してください。
オイルには、ウェットタイプとドライタイプの2種類があるのですが、雨の時はどちらかというとウェットタイプの方が効果が高いようです。
オイルも色々と調べてみると奥が深いので、メーカーによって全然性能が違います。
「正面名+レビュー」などで使った方の感想を調べてみて、購入の際に参考にされてみてください。
△ICAN ワイドリムカーボンスポークホイール
雨の日はここに注意!
雨の日は道路のアスファルト部分も滑りやすいのですが、白線部分も滑りやすいです。
走る時にできるだけ避けるようにして、転倒を予防しましょう。
グレーチングも要注意です。
グレーチングとは、道路の脇にある側溝のふたの一つで、金属製の網のようになっているものです。
最近ではタイヤとの接触面積を減らすなど色々と工夫してくれていますが、滑りやすいというところは変わりありませんので、注意が必要です。
乗った後は拭き取る
雨の中ロードバイクに乗られた場合は、その後簡単にでもいいので水分を拭きとりましょう。
濡れたからといってすぐに錆びる可能性は低いのです。
サビる前に拭きとることで錆を防ぐことができるのです。
カーボン=炭素というイメージがあるので、カーボンの場合は必要ないと思われがちですが、その炭素を繋いでいるのが樹脂なので、水分が入るとかなり弱いです。
カーボンフレームの場合も、雨の中乗った場合はその後に水分を拭き取るようにしましょう。
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