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ロードバイクとママチャリはどこが違うのか→全く違う乗り物

による nicole hu 09 May 2024

生活が変わったタイミングで交通手段を変える方が多いようです。近年の自転車ブーム、健康ブームにより、自転車は注目の交通手段と言えます。

国や県が自転車専用道路の整備を進めるなどしている事も後押ししています。


どうせ乗るならカッコイイスポーツ車に乗りたいところですが、初めてのスポーツ車は今までの自転車と何が違うのか気になります。

そこで、スポーツ車(ロードバイク)と一般車(ママチャリ)と何が違うのかまとめました。

ワイドリムホイール

重さが違う

一番の違いであり、効果が大きいのは重量だと思います。

一般的なママチャリは、15kg~20kg程度あります。


それに対して、スポーツ車のクロスバイクで10kg~13kg程度。

ロードバイクに至っては6kg~10kgとママチャリの半分くらい物もあります。


ママチャリが当たり前と思っている方の多くの方は「軽いと何がいいの?」と疑問を持たれます。

この軽量さがペダルを漕ぐ重さを劇的に軽くして、自転車が進みやすくしているのです。


つまり、ママチャリと同じ力で漕ぐとしたら、楽に速く長距離走ることができるようになるのです。


形状が違う

世界の一般的な形状の自転車はフレームが三角形をしています。

これは「トラス構造」と言って三角形にすることで強さが得やすい形なのです。

建物を建てる時にも使われるものなので、その信用性が分かります。


一方で、ママチャリは筆者が調べてみた限りでは、日本独特のものみたいです。

特徴的なトラス構造は簡単に強い形になる一方で、自転車に乗る時にフレームを跨ぐ必要があり、足を高く上げる必要があります。


ママチャリはその名の通り女性用、特にお母さんのために開発された自転車です。

フレームの梁をなくしてその代わりに逆三角形の横が無い分、Vの形を強化するようにして強度を確保しました。


強度を落とさずに乗りやすさを重視した分、車体は重たくなってしまっています。


これは、多少重たくてもママは近所のお買い物くらいにしか自転車を使わないという割り切った考えがあったのかもしれません。


現在では多様性の世の中なのですが、ママチャリの原型が開発されたのは1975年前後で50年以上前の話になるみたいです。


現在では、女性も多くスポーツ車に乗られていますし、自分が好きな自転車、自分のライフスタイルに合った自転車、自分に合った自転車を選ぶのが良いでしょう。

カーボンスポークホイール

タイヤの大きさと細さ

ロードバイクなどのスポーツ車は、タイヤ(ホイール)のサイズがほぼ決まっています。

スポーツ車のホールサイズは700cと、ママチャリで言うところの27インチ相当の大きさになっています。


ホイールサイズは同じでも、フレーム自体に、サイズが細かく設定されていて、身長を目安に自分に合った物を選びます。

身長によって8段階くらいに分かれていたり、SS、S、M、L、XLなどに分かれていたり、メーカーによって表示が違うようです。


デザイン重視で、自分に合った物を探すのがロードバイクなどのスポーツ車の選び方です。


一方、ママチャリは20インチ、24インチ、26インチ、27インチくらいの中から選ぶことになると思います。

それぞれのホイールサイズで選び、座った時に両足が届くかどうかでサイズを選ぶと思います。


同じデザインで、20インチと24インチのものがあることは少なく、サイズ重視で選び、デザインはあまり重要視しないのがママチャリではないでしょうか。


ギアの数が違う

ギアの数がスポーツ車とママチャリでは劇的に違います。

ママチャリの場合、変速機が付いていないものもありますし、ついていても5段か6段くらいが一般的です。

遠くまで行かない仕様なので、漕ぎだしが重かろうが軽かろうがあまり気にしないのがママチャリです。


ロードバイクは、後輪に12段、クランク側の段(チェーンリング)に3段付いているものが一般的です。

その為、前3段×後ろ12段=36段の切り替えができるのです。


これにより自分の好みの段が使えます。


ママチャリが基準の方の場合「そんなに段が多くてどうするのか」と思われるかもしれません。

36段あるとして、その全てを使う人は少ないと思います。


漕ぎだしに適した段、坂を登る時に適した段、スピードが乗った時に楽に速く走る段など使い分けます。

ママチャリの場合、加速の時などもう少し強い段が欲しいと思い、切り替えると今度は強すぎて、やっぱり落としたりした経験はないでしょうか?


ロードバイクでは、自分にちょうどいい段があると考えると良いかもしれません。

ワイドリムホイール

ハンドルが違う

ママチャリは、独特のM字形状のハンドルです。

持つところは両脇の各1か所のみ。


一方、ロードバイクはドロップハンドルという独特の形状のハンドルをしています。

ママチャリ基準だと考えられないかもしれませんが、グリップポイント(握る所)は少なく数えても各3か所、その上、もっと違う握り方もできます。


右手と左手は同じ場所を握るのが一般的ですが、色々な場所を握ることができると、走りによって持ち手を変えることができ、楽なのです。

早く走りたいときは、身体を前傾姿勢にしやすいポイントを握ります。

スピードをとして、楽に走りたいときは体を起こして走るので、ストレート部分を握ったりするのです。


余計なものが付いていない

ママチャリに付いていて、当たり前と思うものがロードバイクには付いていません。


泥除け、発電機、荷乗せ、カゴ、スタンド、などなど。

高い自転車なのになぜ別売りなのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。


楽に、速く、遠くに走ることに特化したロードバイクには、重たくなるものは余計なものなのです。

クロスバイクの場合、泥除けを付けたり、カゴを付けたりされる方もおられます。

全ては自分に都合のいいようにカスタマイズすることができるのがスポーツ車なのです。


まとめ

ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ車は、ママチャリとは似ていても違う乗り物と考えた方が理解が早そうです。

自転車とオートバイは、タイヤが2つ付いている点では同じですが、違う乗り物だという認識の方がほとんどでしょう。

それと同様に、ロードバイクとママチャリは別の乗り物と思うと分かりやすいと思います。

あくまで、ロードバイクは、楽に速く走る、楽に遠くまで走る、乗り物なのです。

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