ロードバイクは完成品よりも部品個別購入が多い理由

によって nicole hu で May 10, 2021

 あなたはロードバイクの完成品を見たことがあるでしょうか。

町の自転車屋さんなどでも置いていないことはないのでしょうが、ほとんどないのではないでしょうか。

 

一方、シティサイクル(いわゆるママチャリ)はすべて完成品で売られています。

なぜなのか、不思議に思われたことはないでしょうか。

 

ここでは、ロードバイクが完成品よりも、部品個別で売られている理由をお知らせします。

 

ロードバイクは町の自転車屋さんでもほとんどが部品で売られています。

完成品もあるのですが、部品の方が明らかに多いです。

 

当然理由があり、上げたらきりがありませんが大きく分けて3つの理由があるのです。

 

体験をもとに成長していける

AERO A9 - ICANホイールジャパン

最初は完成品を買ったのでいいと思います。

買ったらすぐに乗れますし、乗り始めるまでは自転車屋さんが調整してくれています。

初心者でも安全に乗り始めることができます。

 

そして、日々乗っているうちに色々と感じるようになるのです。

 

「カーブの時にタイヤが滑りやすいな」

「グリップが滑るな」

「車体バランスを前寄りにしたい」

 

などなど。

大きな希望から、小さな希望までいろいろあります。

 

次第に、時にはタイヤを交換したり、グリップには滑り止めテープを巻いたり、ついにはフレームを交換したり。

 

自転車に乗り、好きになればなるほど、もっと好きになるように部品交換や調整をしていく。

ここがまたロードバイクの楽しさであり、ママチャリとは大きく違う点だと言えます。

 

カスタマイズが自由にできる

AERO 40 ディスク - ICANホイールジャパン

一口に「カスタマイズ」と言っても、いろいろあります。

まずは、「部品選び」です。

 

どれも同じそうに見えるブレーキシューを例に挙げても目的や価格によってたくさんの種類があります。

メンテナンスが楽でレース用としてもつかわれる「カートリッジ型」。

 

軽くするためのアルミフレームに合わせた「アルミフレーム専用」。

カーボンフレーム用の「カーボン専用」。

 

メーカーも、日本が誇る業界シェアNo.1ブランド「シマノ」、ホイールと合わせて選びたい「カンパニョーロ」、デザインだけじゃない強い制動力(ブレーキ力)の「SWISS STOP」。

 

しかも、最近では色も色々選べます。

赤や黄色などフレームに合わせたり、あえて全部違う色にしたり、個性が光ります。

 

次に楽しいのが「調整」です。

自分が好きなように調整していけます。

 

先にブレーキの例を挙げたので、ブレーキの調整を例に挙げると、グリップを握り始めてから、実際にブレーキがかかるまでの余裕を「あそび」と呼びます。

 

この遊びの量の好みは、本当にひとそれぞれです。

できる限りゼロに近づけたい方もいますし、ブレーキに指をかけて運転するので、少し遊びがあった方が好きな方もおられます。

 

前輪だけブレーキがかかると極端なときは前のめりで倒れてしまいますので、同時にブレーキをいっぱいに握っても、微妙な調整で必ず後ろからブレーキがかかるようにされている方もおられるほどです。

 

このように、ただ「ブレーキ」と言うだけでも様々な好みと調整方法があるので、自分に合ったコンディションのロードバイクに仕上げていく楽しみがあります。

 

そして、その先にあるのが「愛着」です。

自分で部品を選んで、自分で調整すると、必然的に愛着がわきます。

 

他人のロードバイクも気になりますが、自分のロードバイクが一番だと思ったり、時には他人のロードバイクから学んだり、絶対的に勝てなくて悔しい思いをしたり。

 A22

これらすべては「愛着」からくるものです。

 

このように、ロードバイクは単に乗り物、単に自転車と言う物以上の楽しみがあるのです。

まずは、1台手に入れてあなただけの世界に1台のロードバイクにしてみませんか?

 

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